A_序奏
GM(あんみつ) [2015/10/02 22:16:14]
かつて一人の乙女がいた。
空と雲を混じり合わせたような淡い水色の髪。
その美しい髪こそが呪いだったのかもしれぬ。
銀色の悪魔と純白の天使。
二つの言葉が屋敷を甘美な眠りに落としてから。
夢幻の巫女の行方は未だ知れず。
只残されし者共は嘆き哀しむのみ。
ある者は剣を振るい。
ある者は愛を信じた。
ある者は力を手にし。
ある者は罪を悔いた。
目覚めの音に始まりし歌は僅かに恋の香りに揺らめきつつ。
妖精たちの戯れる中、ほろ苦い過去に思いを馳せる。
心赴くまま奏でられし音楽を背に。
物語に再び目覚めの旋律の音が響く。
其れは新たな予言の兆し。
無限の巫女が宣託を紡ぐとき。
歌物語は転調する。
追い求められし奇跡の刻。
瞳に映すのは......。
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あんみつ@GMより
特に意味のないことを意味ありげに書くのって楽しいよね(*´∀`*)
...というわけで本編の前に少し。
わかる人はわかる。でもわかる必要もなし。
これからそれぞれのカテゴリに記事を書いていきますので、
それまでしばしお待ちください。