【A3-1】コンチェルティアにおいでやす
"花開く街"コンチェルティア。
歌と踊りと彩りの街並みはザルツ地方の観光地の一つである。
北門と南門を一直線に繋ぐヴォルディーク大通り。
通りの左右には沢山の土産物屋が並んでいる。
楽器屋、骨董屋、宝石細工から占いの道具まで。
中にはあまりに前衛的な商品も陳列されており、なかなか飽きないとの評判だ。
そんな華やかな街に訪れた冒険者が二人。
北門より街に入った二ェストルと南門より街に入ったフィンである。
二人がここに来た理由は何であろうか。
観光であろうか。なんとなく気がついたら来ていたのであろうか。
少なくとも仕事や依頼があって訪れたのではない。
だから二人がどのように過ごすも自由である。
* * *
「やあやあ、そこのお兄さん。
よかったらアクセサリー見ていかないかい?」
北門から街に出た二ェストルに早速声がかかる。
どうやら妖精を模した宝石細工を売っている店のようだ。
他にも通り沿いに様々な店が立ち並ぶのが見えるだろう。
ふと左手を見れば神殿や他にもどこか荘厳な雰囲気を漂わせる建築物が並んでいる。
静かで落ち着いたどこか気が引き締まるような空気が流れている。
反対側の右手を見れば、うら若き芸術家たちのアトリエの集合区になっているようだ。
金属音に楽器の音色、歌声様々な音が混ざり合ってどこか軽快な感じだ。
* * *
「あらぁ、そこのかわいいタビットのぼっちゃん。
よかったら、お菓子買っていかないかしら?」
一方南からやってきたフィンの下にも声がかかる。
ポップな色合いのキャンディを売る店のようだ。
フィンの目からも北に向けて店が連なっているのがよく見えるだろう。
フィンの右側にあるのは、宿屋や飲食店が多い区画のようである。
ところどころに見えるのはフィンと同じ冒険者であろうか。
逆に左手を見てみると、劇場や舞台らしき建物が幾つか見える。
本場の舞台や演奏を見るために観光客が集う場所でもある。
* * *
右か、左か、それともまっすぐか。
どの方向へ往くも二ェストルとフィンの自由である。
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あんみつ@GMより
こちら二ェストルとフィン用のカテゴリです。
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皆さんはコンチェルティアの街を訪れたところです。
二ェストルは北側、フィンは南側の門から街に入ってきたばかりです。
街を訪れたので【"花開く街"コンチェルティア】についての見識判定は自動成功です。
最初から知っていたことでもたまたま訪れて知ったことにしても構いません。
それぞれ次にどこに行くか行動を決定してください。
主な選択肢は3つです。
・まっすぐ行く
・右手に行く
・左手に行く
もしまっすぐ行けばPCは合流することになるかと思います。
ですが、必ず合流する必要はないため、PCの気持ちの赴くまま、
次のシーンで目指す先をご決定くださいませ。
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