名案
森へ入った。
話によるとこの森は蛮族などが出てくることはまずないらしいが、それも納得できる雰囲気だ。
だからといって警戒を怠る気はないが。
>「こういう時ってまずは手近なところから探していった方がいいものかな?
それとも、怪しそうなところから探してみる?――森の奥の方とか。
あまりこういう森の中での探し物の経験はなくてさ、わからないんだ」
話し合った結果、森の奥に行くことになった。
>「そういえば、ヴェンデルベルトさんが話してくれた、妖精の伝承を聞いて、思い付いたことがあるんだけど...」
どうやらタタラさんに作戦があるようだ。
>「伝承の妖精には好きなものが2つあると思うんだ
1つは歌。もう1つは宝石
これを目立つようにして探索すれば、向こうから近づいてくれるんじゃないかな?
宝石のほうは、ティキさんが持っている翡翠の宝石と、プラリネさんが持っている魔晶石がいいと思う
手で持ったり、ロープで額にくくりつけたりして、キラキラさせるんだ
少しでも、見つかる可能性が上がりそうだし、やって損もしないばずだよ
―名付けて"妖精からも見つけてもらおう"作戦!!」
なるほど!なかなか面白そうな作戦だ!
この作戦は名案だろう!
『いい作戦っすね!協力させてもらいますよ!』
俺は興奮気味に答えた。
>「"妖精からも見つけてもらおう"作戦良いと思います。けれど1つよろしいですか」
ヴェンデルベルトさんからも何かあるようだ。
>「んー......悪いけど、妖精は光物が好きなわけじゃないよ」
ティキさんからも意見がとんできた。
この二人の意見は理にかなっていた。
それだけにあれだけテンションが上がったのがどんどん恥ずかしくなってくる...
>「なので、宝石を見せながら、と言うのはやめましょうか。
オレットさんが心を込めて歌えば、それで十分ですよ、きっと」
この意見に顔を真っ赤にしながら頷くことしかできなかった。
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行使判定/ラック 2D6→6+2=8 :成功
MP:33→30