戦

妖精を探すことばかりに頭が行っていた。

妖精が原因していると思しき現象を前にして、今私たちは獣に囲まれている。

ざっと目を通して種類を確認すると、グリズリー、タイガー、ゴルゴルのボス。

ヴェンさんの対応は早かった。場にいる全員に即座に指示を出していく。

＞「ティキ、いけますよね」
＞『ニコデムス君、頼みます』

「ええ」

『......。』

『......私が命じる。私たちは背後の敵だ』

『ワカった』

「そっちを抑えていてください。すぐに片してそっちへ行く」

赤の槍―ビーク・バーガンディを握りしめる。

私専用の、赤い嘴を模した騎乗槍。

さあ、やろう。

「Hakkaa paelle!」

行動予定

ニコデムスに乗ったまま背後のグリズリー二体に接近、乱戦形成。

ティキと騎獣とで基本的に同じ敵を狙います。ティキの行動は魔力撃のみ、ニコデムスは通常攻撃をします

二体とも片付いたらもう一組の乱戦に移動後落とせるほうから落としていきます。