紫煙の中の思考(ただの休憩)
エースの隣のベンチに座って煙を吐く。
酒を見たコレ(エース)は口を開きかけたが
デイジー親衛隊としての威厳を見せ・・・・ることはなかった。
奴の名誉のために言っておくがデイジーのモノマネは結構似ていた。
だからなんだって話で、結局はおつむが悪いのか喋るか喋らないか考えていたが
>「チャンス!」
の一言で酒を奪われちまった。
おかげでコレ(馬鹿)の手癖の悪さ(腕前)を見れたが、
「目の前で奪われちまうとは、まだまだ修練が足りねぇな。」
奪う可能性も考えて身構えていたつもりだったんだが反応できなかった。
まぁそれは置いといて、酒を飲んだエース(馬鹿)は
>「はー、超いい気分だぜー!
>で、なんだっけ?
>事件についてだった?
>そいつは言えないぜー、だってさ、オレ様この目で見ちゃったんだ。
>てか聞いちゃったんだぞ?――犯人的なやつらの会話。
>どんなんだったかって......そいつはなぁ......」
ご丁寧に全部情報を吐いた。酔っていたせいで脈絡がねぇが内容を纏めるとだ・・・
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5番街の外れ、そこで話を聞いたそうだ。
つうことは4番目の事件の直後だろうな。
会話の内容からして間違ぇねぇだろう。
話してた人物は二人。
片っ方は歳は30位の赤毛の男。
喋り方から見て御同業か堅気じゃないのは確かだ。
細く鋭い目で正直女にモテなさそうな外見らしい。
それと、フードを被ってたんで声から判断して女らしい。男が"マスター"と呼んでいたそうだ。
で、会話の内容だが煙を吸いながら思い出す。
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>「――とりあえず......でいいわ。
>一旦......で事件は――。
>次の指示を――なさい」
>「――はどうすれば......。
>殺しは......ですかい?
>――マスター」
>「新しい......が出たと連絡が――。
>内容は......の森に目覚めの――が吹く時、
>――の銀色の髪で......な少年が......。
>奇跡の――を予言......。
>というもの――」
>「つまり、――は次に......を。
>殺せば――ですかね?」
>「今は――待ちなさい。
>情報を......。」
>「――わかりやした」
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だったな。
つまり、"銀色の髪"の"少年"が狙われるつう事か・・・
「だったら簡単じゃねぇか。この街にいる"銀髪の少年"を集めて
何処かで保護しとけば、犯人がノコノコやってくんだろ。」
なら頑張って探すしかねぇが
「衛兵を総動員すれば直に確保できるだろ。」
我ながら良い考えだ。そうと決まれば・・・
「まずは腹ごしらえだ。」
確か荷物の中に良い酒とツマミがあったはず・・・
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PLより
何かするようで全く何もしていない・・・・