仕事の後の
予言についての考察を、私は話半分に聞いていた。もう頭の中では、ケイトとライダーギルドにどんな土産を買って帰るか、としか考えていなかったのだ。
ルキスラへの帰り道、私はニコデムスの背に寝そべりながら揺られていた。
その頭の中では、オレットたちの会話のことを何度も思い返していた。暇になると何か、考えることが欲しいのである。
『―「花々と竜たちの力を受けて」だってさ』
『......どういうこと?おれ?』
『さあ?お前じゃないかも。竜「たち」だし』
『ダルダネラかな?』
『さあ』
竜と、他に気になったのは......月神に捧げられた古き神殿―か。
我らシャドウは、月神の加護を受けているとされる。私とも、全く無関係ではないのだろうか。なんだったか、聞いたことがあるような、ないような気がする。
話半分に聞き、それでもきっちり覚えている自分に嫌気がさした。結局難しいことを、よくわからないままに考えている。
あるいは真面目に聞いていれば、また違った答えが浮かんだのだろうか。
「ああ、やめだ、やめだ」
必要ならば、また考える。それだけの事。
>「よう、お疲れさん。
今回の依頼は上々だったかい?」
「ん?―あれ、もう着いてたのか」
飛び込んできた声に身を起こすと、そこにはケイトの姿があった。
>「またしばらく俺がこいつの面倒を見ることになるんだな。
まあ安心しときな。
今よりもっと元気にしといてやるからさ。
次はもっとでっかい冒険に出ても問題ないように、な」
「ああ、頼むよ」
本当にケイトは、頼りになることだ。こうしてニコデムスを預ける段になると、その仕事にいつも感謝の念が湧く。
まあ、同時にあの感情も沸いては来るのだが。それはお互い様だ。
ニコデムスの背から飛び降り、積み荷を降ろす。
「お土産。こっちはギルドの皆さんに、こっちはケイトに」
「それと、向こうの地酒も買ってきた。肴の話ならいくらでもある」
菓子の箱、ネックレス、そして酒をぽんぽんぽんと渡していく。
他のみんなも、来るなら呼ぼう。
水を差されたくない話もなし、皆でそれぞれ思ったことを語り合うもよし。
ああ、いい仕事だった。
PL
おつかれさまでした!投稿です。
大変楽しいセッションでした。またご縁があれば参加したいです。
ちなみにダルダネラはニコのお母さん。
剣のかけら4人で九つなので、私が三つ振っときます。
後各々二つずつ振っちゃってください。
22:56:22 キャスパー@ティキ 見識 カマル 2d+4 Dice:2D6[3,6]+4=13失敗
22:56:02 キャスパー@ティキ 見識 白花 2d+4 Dice:2D6[4,6]+4=14 成功
剣のかけら3個
23:42:25 キャスパー@ティキ 剣のかけら3個 3d Dice:3D6[3,4,6]=13
13。ならばよし。