仕事の後の

 ティキ(キャスパー) [2015/12/02 23:43:57] 
 

予言についての考察を、私は話半分に聞いていた。もう頭の中では、ケイトとライダーギルドにどんな土産を買って帰るか、としか考えていなかったのだ。

ルキスラへの帰り道、私はニコデムスの背に寝そべりながら揺られていた。

その頭の中では、オレットたちの会話のことを何度も思い返していた。暇になると何か、考えることが欲しいのである。

 

『―「花々と竜たちの力を受けて」だってさ』

 

『......どういうこと?おれ?』

『さあ?お前じゃないかも。竜「たち」だし』

 

『ダルダネラかな?』

『さあ』

 

竜と、他に気になったのは......月神に捧げられた古き神殿―か。

我らシャドウは、月神の加護を受けているとされる。私とも、全く無関係ではないのだろうか。なんだったか、聞いたことがあるような、ないような気がする。

話半分に聞き、それでもきっちり覚えている自分に嫌気がさした。結局難しいことを、よくわからないままに考えている。

あるいは真面目に聞いていれば、また違った答えが浮かんだのだろうか。

 

「ああ、やめだ、やめだ」

 

必要ならば、また考える。それだけの事。

>「よう、お疲れさん。
 今回の依頼は上々だったかい?」

「ん?―あれ、もう着いてたのか」

飛び込んできた声に身を起こすと、そこにはケイトの姿があった。

>「またしばらく俺がこいつの面倒を見ることになるんだな。
 まあ安心しときな。
 今よりもっと元気にしといてやるからさ。
 次はもっとでっかい冒険に出ても問題ないように、な」

「ああ、頼むよ」

 

本当にケイトは、頼りになることだ。こうしてニコデムスを預ける段になると、その仕事にいつも感謝の念が湧く。

まあ、同時にあの感情も沸いては来るのだが。それはお互い様だ。

ニコデムスの背から飛び降り、積み荷を降ろす。

 

「お土産。こっちはギルドの皆さんに、こっちはケイトに」

「それと、向こうの地酒も買ってきた。肴の話ならいくらでもある」

 

菓子の箱、ネックレス、そして酒をぽんぽんぽんと渡していく。

他のみんなも、来るなら呼ぼう。

水を差されたくない話もなし、皆でそれぞれ思ったことを語り合うもよし。

 

ああ、いい仕事だった。

 


PL

おつかれさまでした!投稿です。

大変楽しいセッションでした。またご縁があれば参加したいです。

ちなみにダルダネラはニコのお母さん。

 

剣のかけら4人で九つなので、私が三つ振っときます。

後各々二つずつ振っちゃってください。

22:56:22 キャスパー@ティキ 見識 カマル 2d+4 Dice:2D6[3,6]+4=13失敗

22:56:02 キャスパー@ティキ 見識 白花 2d+4 Dice:2D6[4,6]+4=14 成功

 

剣のかけら3個

23:42:25 キャスパー@ティキ 剣のかけら3個 3d Dice:3D6[3,4,6]=13

13。ならばよし。

12/7追記 00:28:16 キャスパー@ティキ 欠片2つ 2d Dice:2D6[6,6]=12 欠片二つ分追加です。