危難の前兆

 タタラ(玉鋼) [2015/11/09 22:30:26] 
 

   *   *   *
>「あなたが自分でどう思っているかはわからないけれど......。
 私はあなたのこと素敵だと思うわよ。
 ――何より楽しそう」

リナリアさんが優しく話しかけてくれた
どこかお母さんの姿が重なる。こんな風に、わたしのことをほめてくれた
「そうかな?...ありがとう。へへへへ」

唄のこともあるし、リナリアさんといるとお母さんのことを思い出すな。たまには家に帰って、顔を出してこよう

鼻歌がちょっぴり大きくなった


   *   *   *
空が割れる音がした。見上げると、確かに穴があいている
すごく、嫌な予感がする。異様な光景が、更にそれを煽ってくる

>「あら、誰か来たみたいね。
 珍しい......無理やり入ってくるなんて。
 もしかしてあなたたちの入った後、扉は閉じきっていなかったのかしらね」
オレットさんたちのことじゃないみたいだ。胸を撫で下ろす
でもそうなると、次の不安が浮かんでくる。侵入者がいるんだ


>「まあ、テンペストに任せておけば一瞬ね。
 私たちは歌の続きでもしましょうか。」
リナリアさんは、テンペストさんを信頼しているんだろう
わたしは信頼してないわけじゃないけど、のんびりしようとは思えなかった

>「――それとも、あなたには他にやりたいことでもあるのかしら?」
そんな焦りが、顔に出ていたのかもしれない


「ええと、外の森の奥は危険だって知られていて、街の人は近づかないはず
しかも、空が割れるぐらい、無理やり入ってきてるんだよね?
明らかに普通の人じゃないよ」
声に出しながら状況を整理する。最悪のシナリオが頭をよぎった

「こっちへ来たら、わたし一人じゃ手に負えないかも...
みんなに知らせなきゃ、合流しないと...」
心配のしすぎかもしれない。でも今は、守りたい人がここにいる
取り返しのつかないことになって、後悔するのは嫌だ


「リナリアさん!万が一のことがあるかもしれないから、
念のために、テンペストさんのところへ行こう?」
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PL玉鋼より
ここからテンペストのところへ行く場合、入り口付近を通らなくてもよいとのことなので、侵入者と鉢合わせするリスクを考えなくてもよさそうです

今回の行動は、リナリアの反応を見てから決めたいので、可能であれば返答だけいただきたいです。
質問する場合はこのシーンで行動できない、ということでしたら、それでも構いません