大いなる妖精へ

 ティキ(キャスパー) [2015/11/10 22:01:12] 
 

きらびやかな祭壇に座するは、美しい妖精だった。彼女こそがリナリアのいうテンペストなのだろう。大いなる力を、確かに感じる。

>『あれ、あんたたちリナリアの客じゃなかったの?
 こんなところまで来るなんて思ってなかったな』

妖精語だ。もちろん理解できるが、彼女はこちらに興味を持っていないようだった。二度目の大あくびをする彼女に、それでも名乗るくらいはしておこうと口を開きかけたとき、服の中から私の友が飛び出した。

 

「エコー?」

 

エコーは私の周りを幾度かくるくると踊るように回ると、テンペストへ向けてお辞儀をした。

......恥ずかしがりのエコーが、こんなことをするなんて。

 

オレットの方を見ると、彼はテンペストに話しかけようとしていた。しかしそれは、何かが割れるような音に遮られる。

異様な光景だった。......世界に亀裂が入っている。

オレットがこれについて尋ねると、テンペストは答えた。

>『言ったでしょ?
 ここには基本的に呼ばれなきゃ来れないって。
 もし無理やり来ようとするといろいろと問題があるの。
 ......はあ、めんどくさいな』

ということは、この現象は侵入者による「問題」か。

そして、テンペスト自身は自ら動くことには消極的なようだ。

 

『......テンペスト。あなたは問題解決に当たるのが面倒なようだが』

 

妖精語でテンペストに話しかける。やってみる価値はあるだろう。

 

『もし私達があなたの代わりに首尾よく侵入者を追い出せたら、一つ頼みを聞いてくれないか。そこの男が、あなたと会話することを許してほしい』

 

さて、乗ってくれるだろうか。なんにせよ、今のままでは彼女との会話すらできそうにない。

一歩引いて、静かにオレットへ言葉をかける。

  

「うまくいけば、彼女との対話が許されます。そこから先はあなた次第だ」


PL

交渉的なことをしてみました。どうなるかなー。

ティキはニコデムスに乗って侵入者の方へと向かいます。

21:37:04 キャスパー@ティキ まもち 2d+4 Dice:2D6[4,4]+4=12

※ダイスミスです。冒険者+知力なので値は16となります。