協力依頼
カイルさんからの親書を携え、ザイア神殿に出向く。
> 「ようこそザイアの神殿に。
> どのような御用ですか、お嬢さん?」
迎えてくれたのは鉱物の身体を持つ人族――フロウライトだった。
> 「それとも......このお嬢さんに何か用があるのではなく......。
> もしかすると本当に彼女に用があるのは私ではないのだろうか」
どう返答したものか、一瞬迷った隙に彼は自分の世界へ入り込んでしまったらしい。
「いいえ、用事があるのは私の方です。
手助けしていただきたいことがあるのです」
興味深くはあるけれど、今は興味に浸っている時間が惜しい。
ひとまず用事を済ませなければ。
「私はプリアーシェといいます。
ルキスラの冒険者で、今はカイルさん――カイル・ヴォルディークの使者として、こちらに伺っています。
3番街で不死者が出た、という話はご存知でしょうか。
今、私の仲間が確認に向かっているところなのですが――」
単刀直入に切り出し、かいつまんで事情を説明する。
無限の探究者のこと。
この街に住む少年が狙われていること。
メティシエを信仰する無限の探究者たちが、不死者を使おうとしているかもしれないこと。
「本来、ここまで掴めておりますので、私たち自身が何らかの対応を取ることができればよいのですが」
しかし今、カイルさんも私たちも、来るべき襲撃に備えるので手一杯だ。
「私たちは私たちで、その子を守らねばなりません。
申し訳ないことではありますが、手が足りないのです。
ですから――」
不死者への対応を、ザイア神殿でお願いしたいのです、と伝える。
「カイルさんから、協力を依頼する旨の手紙がこちらに。
それと、もう1点、こちらは可能であれば、ということで結構ですが」
アポロの名と、その家の場所を伝える。
「彼の家は5番街と聞いております。
もし余裕があるのであれば、彼の家族や友人にも気を配っておいてはいただけないでしょうか。
彼らが望むのであれば、ヴォルディーク家が保護する旨を申し出ていると伝えていただいても構いません。
カイルさんは、街の人々に害が及ぶこと、狙われているアポロ君の家族や友人までもが危険に晒されることを、どうにかして防ぎたいと考えておいでです」
ですからどうかご協力を、ともう一度お願いして、私は頭を下げた。
■PLから
遅くなりました!
ザイア神殿に出向いてお願いのターンです。
不死者への全般的な対応を第一義に、余裕があればアポロの家族や友人の保護を、という形でお願いをしております。
また、アポロの家族・友人については、ヴォルディーク家が保護することができるという趣旨の伝言もついでにお願いしておきます。
ひとまず準備フェイズそのいちはこんなところで!(''