(結局壊すけど)まず分解を試みる

 クーガ(ワイドスノー) [2015/11/29 13:21:38] 
 

刺客が崩れ落ちていくのが気配で分かる。
後ろを確認すると全員無事だった。

しかし、俺の変形跳び膝(閃光跳び膝)をアポロは見ていたようで、

>「すっげえええええええ!
>ね、今の何、どうやるの?
>オレでもできる?」

とキラキラした目で聞いてくる。

「どうやるって、見てたろ?
相手の胸に足かけて飛び上がって膝入れただけだって。
今のお前には無理だが、体鍛えてればできるようになる。
親父さんとしっかり鍛錬すんだな。特にバランス感覚鍛えろ。」

悪影響を与えちまったようだが、ちゃんと真面目に答える。

その間に刺客はロープで縛られていく。
庭にいた奴らも戻ってきた。全員無事だ。

フィンがお茶の用意とか言ってる。アポロのフォローをするつもりなんだろう。
ちっと思いつめたような表情をしてんのが気になるが


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縛りあげた刺客にフィンが近づいていく。
腕輪を右手に握りしめたかと思ったら、
殴りやがった。

気持ちは分かるので今回は黙っておこう。
だが、殴り方については後日きちんと指導させてもらう。

で、プリアーシェのほうは何やらすげえ物騒なこと言ってるし、
刺客の顔を蹴って、今から尋問するよ。
なんて言ってるし、ちっと殺伐しすぎじゃねぇか?

それに美人に拷問させるのは嫌だしな・・・・

「さて、俺も尋問手伝いに行くわ。6個?美人ちゃんの合わせて9個か・・・
まぁ答えは手に入れる。まぁ期待してな。」

確か場所は庭の片隅だっけか。

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地下室に入ると、尋問はもう始まっていた。

口から血を流していると刺客にプリアーシェが

>「壊さなければ開けられない箱の中身をあなただけが知っていたとして、
>その中身をあなたが正直に喋ったとしても、
>結局のところ箱を壊さねばあなたが正直に喋ったかどうかは解らない。そうですよね?
>ですから、私たちは、あなたの人格という箱を壊して中身を確かめることにします」

冷淡に告げている。

そんで、バケツを渡されて水を汲みに行くように頼まれた。
両手にバケツを持ってるってことはプリアーシェも汲みに行くということだ。

案の定エミールに

>「先に始めていていただいて構いません。
>殺さないこと、寝かせないこと、喋れない状態にしないこと、
>この3点さえ守っていただければ、あとは何をしていただいても結構です」

と伝えて外に出ていった。

ふむ、

エミールにバケツを渡し、

「エミール、水汲んできてくれ。俺はこいつとお話しすっから。」

水汲みを押し付けて、椅子を刺客の対面に置き座る。

エミールはもういないものとして、正面の男に話しかける。
フィンの使いが来たがそいつも無視する。

「さて、俺は優しいから最初に言葉の暴力でアプローチしてやるよ。
まぁ長い時間になるとは思うがお付き合い頼むぜ"捨て駒"くん。」

楽しいおしゃべりの始まりだ。

「ふぅん、"捨て駒"じゃねぇと思ってるみてぇだな。そうかぁ?じゃ、面白い劇を見せてやろう。」

エースが聞いた、こいつらの会話を淡々と喋る。

「お?面白い反応だな。どうした?"コンダクター様"は気付いてたんじゃねぇのか?
だが、『あれをしろこれをしろ』の指示だけ、
最初から教団と教主は代えのきく道具としてしか見てねぇってことだ。
街ん中でふざけた歌、歌っててた奴らと同レベルだ。そこんとこ分かってる?」

まだまだ、元気そうだな。

「そうかい。否定だけなら誰でもできるぜ。
だがよ、誰も助けにこねぇ。口封じもされねぇ。まして、自害用の薬も渡されねぇ。
じゃあ、お前の地位は誰でもできるって俺には思えるね。
ならよ、違うところ見せてくれよ。
例えば、教主様のことはほかの奴らより多少は知ってんだろ?」

黙って聞いてやる。

「それってまったく知らんてことじゃねぇか・・・なら、予言者ってのがそっちにいるのは知ってんだろ?」

・・・・

「それもほとんど知らねぇようだな。やっぱ、捨て駒だぜお前。
今回の騒ぎを起こした理由も教団の目的も分からねぇんだろ?
憐れだな、忠誠を誓った教団に見捨てられ。これから、ずっと俺たちにいびられ続けるわけだ。
めんどくせぇな。さっさと壊れちまったほうがお前のためだ。せいぜい頑張ってくれよ。」

もうコイツに興味はなくなった。煙草に火をつけて一服始める。

「ん?あぁ、そうだ。」

めんどくさそうに一瞥し、

「コンンダクター様の情報とか構成員の集まる場所とかしらねぇか?せめてそこらへんの捨て駒よりは多少格上げしてくれよ。」

机の上に足をのせる。

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PLより
ご挨拶もかねて精神攻撃です。
後はプリアーシェ嬢のお手伝いをしつつ、
さらに言葉で追い詰めていきまふ。