貧民街出身ゆえ......
「おぉう......」
直視出来ぬ程、激しい光を放ちたるは一冊の本。
こういった不可思議なモノを見るのは、あの気色が悪い目玉以来だろうか。
この暗視が利く者に厳しい本を差し出されたのが、今回の依頼人のようだ。
要所要所は良く解らないが、
図書館へ本を返却すると何かが起こりそう故、見届けに行って欲しい。
という事だろう、多分。
提示された報酬は各々に1500ガメル。
依頼人はあまり払えないと言っていたが、
今迄受けた仕事の報酬と然程変わらない故に、少ないという実感は湧かない。
何より、1500ガメルは普段の生活では割と大金である故。
エールが樽ごと幾つか買う事が出来、ランチに事欠かく事も無く、
二ヶ月程度の生活費ならポンと支払う事が出来る......気がする。
......だがまぁ。 実際は消耗品の経費や武器防具の維持費・管理費で飛んで行き、
孤児院・道場へ金を入れたら結構ギリギリではあるのだが。
今の手持ちで一番高価な物は、奮発して買った盾であろう。 悲しきかな貧乏性。
そんな不純な理由がある故、自分に舞い込んだ仕事は可能な限り請け負いたい。
本も頂けるかもやも知れぬしな。 仕事の合間に読める本ならば尚良い。
一通り依頼人の話を聞き終えた後、僕は気になっていた事を尋ねる。
「承ろう......ところで伺いたいのだが。
その図書館とやらは、金属鎧着用で入っても大丈夫な場所なのだろうか?
そういった事が解らぬ故、注意点が有れば教えて頂きたい」
塒からだいぶ離れている上、場所が場所だけに行った事が無いのだ......図書館。
――――――――――――――――――――――――――
PL(Bake)より:
とりあえず、ダグにとって1500ガメルは大金だったり、
図書館がだいぶ縁遠い感じで描写?
ダグの抜けている感じが出ていれば幸いです。
本が直視出来ないくらい眩しいかは解りませんが、
ダグは暗視持ち故、わりあい苦手な気は致します。
ビルドやダイスは進行までに帰って来れれば、
追記して載せたいと考えます。
(2015/11/03 21:05頃 追記)
セージを取りそうに無いゆえ平目で
21:06:38 Bake@ダグ 見識判定:十の童話 2d Dice:2D6[6,3]=9
21:06:50 Bake@ダグ 見識判定:霧の図書館 2d Dice:2D6[5,4]=9
もし知ってたらどうしようかと。