備え
森の近くまで着いた時、輪郭が微かにぼやけて見えた。
奥へと踏み入れば、次第に霧は色濃くなるだろう。
何はともあれ用心するに越した事は無い。
「御二人とも。
少々此方へ来て頂けるだろうか」
シィノとアリサへ一声掛け手招いた。
「30秒程、その場を動かないで頂きたい。
なぁに、単なる御呪い(おまじない)というヤツだ」
二人が自分の近くへ来た事を確認した後、
懐から魔晶石を一つ取り出し手の上で軽く放る。
『来たれ、月光の徒』
放った魔晶石は虚空へと浮かび、1m程の小さなヒトガタをかたどる。
『昼間に呼んですまない。
《チカラ》を貸してくれ』
ヒトガタは一つ頷き、ぼんやりと発光しながら自分達の周りを舞い回る。
此れを見た者は稀に良い事がある......らしい。
数十秒後、役目を終えたヒトガタは還ってゆく。
残されるは、含有するマナを失い紫色から透明と為った魔晶石のみ。
程なくして地面へ落ちた其れは、崩れ去り跡形も無くなった。
「さて。 森へ入ろうか。
あまり他の方々を待たせるのも悪いゆえ」
何事も無かったように、二人へ声を掛け進行を促す。
目指すは森の奥、だ。
* * *
転がりそうになりながら暫く奥へ歩を進めると、
巨大な建造物のシルエットが見えて来た。
件の本が震えた後、建造物は淡い光に因りくっきりと姿を現した。
おそらく此処が件の図書館なのだろう。
......あと、やはり少し本が眩しい。
その後、女性の石像(暫定:ボインさん)の周りに漂っていた本が、
突如開かれた扉から建物の中へ吸い込まれ、
扉の前に不可思議な光の壁が現れた。
そして、石像が抱えていた本が落下し、青の書物が残された。
何が何やら解らないが、何かしろという事だろう、多分。
シャドウ組が壁に何か嵌めれそうな窪みを見つけ、
相談の結果、先ずは件の青の書物を嵌め込むようだ。
「私もそれで構わない。
何かが起これば御の字ゆえ」
門外漢が口を挟んで、話を混ぜ返す必要も無いだろうしな。
......それにしても。 あのボインさんは一体何者なのだろうか。
繁々と眺めてみるが、どうにも思い出せないのだ。
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PL(Bake)より:
私も青の書物で良いと考えます。
魔物知識で1ゾロ振った故、
チラチラと石像を見ませう。
多分、本人にその気は無いですが、傍から見れば変人だと思います。
ディーラ=ボインさんは、PLの安易な発想です。
鳥を擬人化等すると、おっきかったりしている気が致します。
とりあえず、森へ入った辺りで【サモンフェアリー】を行使し、
ドゥナエーを召喚からの『月の舞』をシィノ・アリサ/リリ・ダグへ使用。
ドゥナエーの『月の舞』は接触なので近くに居て頂けると助かります。
>キャラシー
ダグも概ねこれで確定致します。
・信仰はサカロス
・能力を調整し腕輪を指輪に。
・抵抗判定用の月光と陽光の指輪・魔符を用意
特に問題が無ければ之で行こうと考えます。
>童話本を誰が持つ?
武器の装備しなければ、ダグの片手は空けられますね。
ぶっちゃけ、他の方と違い武器や発動体を使用する事はあまり無いと考える故、
手に持つならばダグが良いと考えます。
もっとも、荷物に突っ込んで大丈夫そうならば其方でお願いしたい所。
いざという時に手へ持つ事を考えるならば、ダグの荷物へ突っ込むでも良いかもしれません。
○ダイス等
22:59:05 Bake@ダグ 天候予測判定 2d+4 Dice:2D6[6,4]+4=14
22:59:52 Bake@ダグ 【サモンフェアリー】を行使 ドゥナエーを召喚 2d+4-4 Dice:2D6[4,1]+4-4=5
23:00:51 Bake@ダグ ドゥナエー:『月の舞』→対象:シィノ 2d+5 Dice:2D6[3,1]+5=9
23:01:17 Bake@ダグ ドゥナエー:『月の舞』→対象:アリサ/リリ 2d+5 Dice:2D6[6,2]+5=13
23:01:55 Bake@ダグ ドゥナエー:『月の舞』→対象:ダグリオン 2d+5 Dice:2D6[1,6]+5=12
23:02:54 Bake@ダグ 魔物知識判定 2d6 Dice:2D6[1,1]=2
天候予測成功・月の舞も全て成功・まもちき50点。
探索判定は致しません。
ダグリオン【HP】36/36【MP】44/50
魔晶石(5点)を1個消費。