還れ、肉の悦びに@ダグ
腹ごしらえと休息を終えた後、散らばっていた面子が集まりだす。
どうやら無事レシピを収集し終えたようだ。 自分は全く役に立っていないが。
件の生物が厨房へ引っ込むと、調理器具が宙を舞い手際良く調理してゆく。
器具が自ら動くと調理が捗りそうで良いな。
完成した多種多様な料理全てに舌鼓を打ったが、
どれも完成度が高く、自分の貧困な語彙では美味いとしか言いようが無い。
練習を重ねれば、幾つかの料理の味に近づく事が出来るだろうか?
―*―*―*―
食事を終え、件の生物が此方へ飛ばした赤の書物を掴み取る。
「......調べてくださるか」
ざっと書物を捲ってみるが、やはりよく解らない。
自身での理解を諦め、解るであろう面子へ書物を渡す事にした。
諸々の事柄を調べ終え、僕達は現れた階段を昇った。
―*―*―*―
階段昇り終えた刹那、死体が放つ独特の臭いが鼻腔に広がる。
闇に眼を凝らせば、無数の死体や骨が周囲に散見された。
そしてそれは―――さも当たり前のように蠢きだす。
(んー、数が多い......なぁ)
咄嗟に盾を構えたが、如何せん数が多い。
相手取るのは骨が折れる......スケルトンだけに。
不死者達はジリジリと此方へ詰め寄るが、
幸いな事に聖像近辺へは近寄らぬよう故、全員が其処へと退いた。
石像には何事かが書かれていたらしく、
説明を受けた所、良く解らぬが神話に沿って祈りを捧げれば良いようだ。
自身が奉じる対象はサカロス様であるが、特に問題は無いだろう、多分。
「......」
盾を構えていない手を緩やかに開き、
そして、目の前の不死者達を睥睨(へいげい)する。
何の因果か運悪く命を落とし、
残った死体には、穢れが溜まりこうして蠢いている。
元がヒトであったならば、少なからず美味い物を食べる事、
酒を酌み交わし解り合う事が出来たのだろう。
大切な者と共に生き触れ合い、仔に看取られたのやも知れない。
なればこそ。
生の感触・肉の悦びを感じ取れぬ不死者として、
地上へ縛り付けるは酷であろう。
「じゃあな」
魂を導く・鎮める等と高尚な事は言えない。
何時かまた、酒の席で出会えれば良い。
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PL(Bake)より:
時間が無いゆえ、ながれのみ。
お祈りは3回とも成功です。
【判定】
00:09:47 Bake@ダグ 見識判定:聖女の祈り 2d Dice:2D6[5,5]=10
00:10:09 Bake@ダグ 見識判定:骨 2d Dice:2D6[6,3]=9
00:10:32 Bake@ダグ 魔物知識:腐乱死体 2d Dice:2D6[5,2]=7
00:10:51 Bake@ダグ お祈り1 2d+10+3 Dice:2D6[2,3]+10+3=18
00:11:28 Bake@ダグ お祈り2 2d6+10+3 Dice:2D6[4,1]+10+3=18
00:12:15 Bake@ダグ お祈り3 2d+10+3 Dice:2D6[2,3]+10+3=18
00:13:07 Bake@ダグ この、すごく(低めに)安定した祈りである。