人形といえども
>「ならば早速俺の素晴らしい歌を聞かせ・・・ん?」
シィノさんは察したのかアルフに向かって無言で冷たい目で見ていた。 その目は横から見ていても凍り付いてしまいそうになります。 もうひと押しに私もシィノさんが掴んでいるのとは反対の肩に手を置く。
「ねえ、アルフ。歌いだした瞬間どうなるか・・・わかるよね?」 手には蔦などを切る時に使ったよく切れるナイフを握っている。 アルフからもおそらく見えるはず。聡いアルフならこれだけでわかるでしょう。 あれを聞いたらこうしたくなります・・・。
「えっ!?でかっ!」
無事すべての虚弱草が元気になったかと思うと空の鉢からすごい勢いで生えてきて見たこともないほど大きな青緑の花がこちらに向かって倒れてきた。思わず一歩飛び退く。 動きが止まったので近づいてみると緑の本があった。それを受け取る。この本は私にも読めるのでしょうか?
「心優しき者、ねえ・・・。そうは思えないのですが。」 ぽつりとつぶやいた。 私はやさしくなんてないです。そういうのは聖人が似合っています。他にいると思います。
----------------------------------------------
>「......んむ。
なんじゃあこりゃぁあ!? と叫んだ方が良いのだろうか」
>「・・・え?」
>「オ?」
「うおっ!!」
次は賑やかな歓声と声援。気分があがりそうな音楽。鮮やかで様々な衣装を身に纏った人形たちがステージでポージング。 賑やかなのも好きですが、さきほどまで静かな場所にいたせいでうるさいと思ってしまった。
人形と分かっていても破廉恥な格好は目のやり場に困ります。
>「ヨシ。マズは衣装を見繕うカー。
> 者共、逸品を探シ出すノジャー。
> ソシて、俺ヲ着飾るがイー。」
「あぁ、任せて!」
「できる限りのことはします。」
シィノさんラウラさんが衣装を探しに向かった。
この中から似合いそうなのを探す自信がなかったので2人に任せることにしますね。
ーーーーーーーーー
「よし、がんばりますか。リリさんちょっと失礼しますね。」
持ってきてくれた衣装をリリさんに着替えさせる。人形にさん付けも変だと思われますが、アリサさんがあれだけ肌見離さず大事に持っているからには人形を道具として見ているのではなく自分とよく似た兄弟という気持ちがあると思います。 ″兄弟″と同じように扱われているリリさんに対しそこらにある物と同じ気持ちで呼ぶには失礼です。
「とても大事にされているんですね。」
着替えさせている間リリさんに意識しなくても触れた。 とてもさわり心地がよく。じっくり見ると縫い目も丁寧でそのへんの安物の人形ではないと改めて思いました。 傷や汚れといったのは少なく大切に扱われているというのも。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
PLより 変装判定は成功。
04:58:04 アイベックス@ラキアス まもち 2d6
Dice:2D6[5,6]=11
04:58:22 アイベックス@ラキアス 予備ダイス 2d6
Dice:2D6[2,5]=7
19:51:55 アイベックス@ラキアス 変装判定 2d6+9
Dice:2D6[4,4]+9=17