【C-1-4】狂騒曲のあとで
アルフェイトの弾丸とラキアスの双剣の僅かな一撃ですら、賢神の聖書は耐えられなかった。
それほど冒険者たちの攻撃は勢いに乗っていたのだ。
>「酒幸神の御言」
ダグリオンの奇跡は魔道書たちが繰り出す攻撃によってもたらされた消耗はカバーする。
>『ザス・ヴァスト・レ・アレ。シルド・ディフェイン ― プロティクト』
そしてアリサの魔法は魔法の猛威から身を守る盾となる。
実際この瞬間にほとんど勝負は決したと言えるだろう。
シィノの攻撃こそ宙に溶けたものの。
ラウラの剣が指揮者の身を守る楽譜に鋭い一撃を与えた。
指揮者が最後のどんでん返しの魔法を放とうとしても。
聖書を滅ぼしたラキアスが後ろの者たちを守る障害となる。
あとはただ虚しく譜面が奏でる曲が響くだけ。
狂った演奏会にも終幕の時が近づいているようだ。
後はひたすら追い立てるのみである。
獲物を狙う狩人のように。
* * *
演奏の終幕はさほど時間を取らずに訪れた。
指揮者が地に陥落したこの場所に静寂が訪れる。
魔道書たちが残した幾つかの遺物の中。
藍色の書物はひっそりとその姿を現していた。
中を読み解けば、そこに記されていたのは文字ではなく楽譜であろうか。
六つ目の試練を終えた冒険者たちの耳元に響く声。
それはやはり音ではなく意識。
言語ではなく心の動き。
言葉を知らぬものであってもその意味を知るであろう。
『七つの書物を手にした者たちよ。
今こそ新たなる物語を始めるとき。
いざ――最後の部屋へと参られよ』
霞む視界。
揺らぐ意識。
そして――身も心も堕ちる。
―――――――――――――――――――――――――――――――
あんみつ@GMより
ひゃあ!
クリティカル乱舞してるぜ!
ウィズダムバイブルも倒れたので残るはマスターのみでした。
そして3R後攻の各々の行動についてですが。
最後の悪あがきに後衛を巻き込んで《スタン・クラウド》でもと思いましたが......。
ラキアス変な場所にいるじゃん!となりよっぽどPCの出目が腐らなければ魔物側の勝ち筋が絶たれたので。
ここにてPC側の勝利として戦闘を終了させました。
残りの戦闘RPについては超かっこよく終わらせていることにして構いません(・∋・)
4体分の剥ぎ取りダイスをどうぞ!
藍色の書物は自動的に手に入るため、場面を進行させました。
といってもPCの意識が何故かふっと途切れるだけですが(・∋・)
どこかから聞こえる言葉は一応魔法文明語ですが、覚えていないPCもなぜかわかります。
精神抵抗判定で30以上を出せば抵抗できます。
その場合面白いものが見れるかも見れないかも。