暗転

 シィノヴィア(紫乃) [2015/12/06 22:04:39] 
 

近接してしまえば、あっという間だった。

得物を確認するが、生物を斬ったわけではないのでほとんど傷んでいない。
厚みのせいか、本が思ったより硬かったくらいだ。
あとで軽く研いでおけば足りるだろう。

それにしても、ためしに買ってみたブレードスカートがまったく役に立たなかった。
シーン様の加護があるとはいえ、やはり魔法は嬉しくない。
反面、味方の魔法は非常に心強いものだ。

「アリサ嬢、補助をありがとうございました」

それから、最後まで祝福をくれたダグリオン殿。
あれがなければ、今ごろ息も絶え絶えだろう。

「助かりました。お疲れでしょうが、今少し」

ここを出るまでは、まだ気を抜けない。

>『七つの書物を手にした者たちよ。
> 今こそ新たなる物語を始めるとき。
> いざ――最後の部屋へと参られよ』

また、よくわからない"言葉"が頭に流れた。
本、7つもあっただろうか。

さきほどの深い青の。
その前の黄色の。
シィノのもとに出た紫の。
あと、赤や緑もあったはずだが、どこで何色だったか覚えていない。

考えているうちに、気が遠くなった。


――――PL――――
戦利品はほかの人に任せます。

21:38:58 紫乃@シィノ ≫ 精神抵抗 2d6+13 <Dice:2D6[6,2]+13=21>