ゆめうつつ

 シィノヴィア(紫乃) [2015/12/17 20:23:02] 
 

>『子供心を忘れぬ素直な者たちよ。
> 永久に広がる童話の導きあれ......』

本が飛んだ。
色々の尾をひきながら。

白い部屋が、瞬く間に染まっていく。
目に痛いほど鮮やかだ。

色彩と瞬きの合間に、たくさんの物語を見た気がした。

 ―*―*―*―

>「すみません、皆様起きていただけますか?」

>「シィノさん、シィノさん。起きて起きて。」

女性とラキアスの声に目が覚めた。

目が、覚めた。

シィノは眠っていたのか。
眠り、夢を見ていたのは図書館のほうだったはずだが。
シィノのものではないとはいえ、夢を見たのだから眠っていたのだろう。

状況がわからないので、ぼんやりと立って次の言葉を待った。



――――PL――――
私分の剣の欠片をアイベックスさんに任せます。
なので悪根さんが3つ振ってもOKッス。