五冊だけとか・・・俺ここに当分住もうかなぁ?
>『レーヴ?
どなたでしょうか?
わたしはリーブラと申しますが』
そうなのったディーラは確かに良く見るとレーヴではなかった。
>『お休みのところ申し訳ないのですが......。
もうすぐ閉館のお時間でございます。
有り体に申しますと......霧が晴れようとしております』
「閉館・・・?」
どうゆうことかわからずやっと覚めた目で辺りを良く見る。
俺は涙がこぼれた。
「や、やっと図書館に辿り着いた・・・。」
長かった・・・いやほんとマジで長かった。
さぁて、この宝の山を読み漁り・・・
「って閉館!?」
どうも夢の中に誘われてる間に結構な時間が経ったそうな。
で、この図書館はその名の通り森に霧が広がっとる間だけしか姿を見せん。
そんでその霧がもう晴れるとか。
「苦労したのにこれはあまりにも酷い仕打ちでござるよ・・・。」
語尾が変わるくらいショックですマジで。
>『もし読み途中の本などございましたらお声かけください。
お一人様五冊までお借りしていただいて問題ございません。
......それと、そちらの品々はお客様のものでしょうか?
図書館で管理しているものではないようですので間違いなければお持ち帰りください』
だにぃ!?なら急いで厳選した五冊を選らばへんと!
俺よはやくしろっ!! 間にあわなくなってもしらんぞーーっ!!
「っと、その前に・・・」
俺は藍色の本はを手に取った。
一応軽くは流し読みしたけどバタバタしてたからそこまで内容が入ってきてないのよな。
これは俺の所有物として持って帰ってええらしいからこれから借りる本と被らん様にせんと。
「ほぉ・・・、こりゃまた・・・へぇ・・・ってアカン!」
本の中には初めて見る作詞家や作曲家の名前が並び、さらには数々の目新しい楽曲が記載されとった。
これを読み解けば俺もまた吟遊詩人としてさらなる成長ができるやろう。
そんなことを考えてたらいつの間にか読みふけってたよ。
だから時間ないから急げての。
「ん?」
ふとシィノっちが目に入った。
その手にあったのは七色の童話集。
そういや元の本から変化してもうたけどあれも依頼のしなやから持って帰らんとなぁ。
シィノっちが頷いて何かを納得したのかと思うとそれを袋に押し込んだ。
ってそれ俺の袋ぇ・・・。
え、俺に持てと?いやまぁ女の子に持たせるくらいなら持つんやけどさぁ・・・。
なんかほんと最近一段と茶目っ気が出てきたなシィノっち。
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PLより
「ひとりで頷き、責任を持ってアルフェイト殿の荷物に押し込んだ。」
これ読んでそのシーン想像したらなんか笑ってたわw
とりあえず借りる本のタイトルは次回までに決めときます。