買い物と準備
さて、砂漠に入るとなると準備はして置いた方が良いだろう。
必要になりそうな物を頭の中で思い浮かべつつ、店内をフラフラする。
......しかし、バジリスクを相手にするとなると、鏡を持っていた方が良さそうだが、ウォーハンマーは片手で扱えるのもではない。それにキリエさんやエレミアさんに被害が集中するだけだろう。
瞬間的に魔法の抵抗を助ける『月光の魔符』予備の『知性の指輪』砂漠対策の『北向きの針』と『サバイバルコート』......ここではこのくらいだろう。
......おっ? ポーションインジェクター......便利そうなので買おう。
後は、自前の食料などを買っておくことにしよう。
時間に合わせて、集合場所に向かうと既にエレミアさんが待っていた。
>「調子はどう?
> 準備は万端かしら?」
「思い付く範囲では」
サバイバルコートを軽く叩いてみる。本当はサーマルマントの方が良さそうだが、そんなことを考えたらいくらあっても足りない。
本当なら少し過剰なくらいが保険として安心できるが、それは贅沢だろう。
>「ああ......この中には水や食料が入っているの。
> なんていったって砂漠越えだから。
> 準備はしっかりしなければいけないでしょう?
> あとは貴方たちの着る衣装とか小道具とかが入っているわ」
「と言うことには、その馬の警護も重要ですね」
一応、保存食は用意したが、人数分の水は重要だろう......その気になれば液体なら水に出来るが、砂漠ではそれも期待できないだろう。
>「砂漠に入る前に言っておくわ。
> あたしも目的地は流石に知ってる。
> でも、目印が何もないのが砂漠というものなの。
> それに何らかのアクシデントが起こるかもしれない。
> ――そう簡単なことじゃない可能性があるのは覚悟しておいて。
> でも、きっと上手くいくでしょ?」
「あ、今のうちに渡しておきます。目印はなくても目安が在るとでは違うでしょうし」
北向きの針をエレミアさんに渡しておくことにした。前金で買ったような物だが、有るの無いとではまるで違うだろう。
>「ああ、そうだ。
> もし砂漠の中で......。
> ううん、なんでもないわ。
> 行きましょう?
> ――忘れ物はもうないわよね」
? 何だろうか? 重要度が高くないのならあまり気にしないが......
_______________
平山です。
買い物でアイテムのみの追加です。
中の人が内容を知ってから技能などを変えるのが嫌いなだけです。
※後出しっぽいので
戦闘とは別に行きにも注意をしてみた買い物になりました。
ロープ(40m) 40
たいまつ×2 10
サバイバルコート 180
知性の指輪 500
1点魔晶石×2 200
3点魔晶石 300
1週間分の保存食 50
ワイン×3 60
ポーションインジェクター 740
(ヒーリングポーション+1) 200
月光の魔符(+1)×3 1500
北向きの針 1000
合計で4780ガメルの買い物で前金を含めて残金が5ガメルになりました。