物の価値は人それぞれ

 キリエ(シイナ) [2015/12/11 20:25:53] 
 

>「うーん、やっぱり手がかりがあると進みやすわね。
> ほんと助かっちゃったわ」

どうやら順調に進んでいるようだ。
少しでも早く着いてくれることに越したことはないからな。

「それより、キリエさんは大丈夫ですか? 無理はしないようにお願いしますね」

と、シオン君が気遣ってくれたのか私に声をかけてきた。

「あー、うん。大丈夫。大丈夫。」

マントのフードを取って額の汗を拭う。
シオン君、いいもの着てるなあ。
私のマント、大分長いこと使ってたし、そろそろ替え時かな・・・

「お、少し先にでっかい機械の残骸発見だよー。」

しばらく進み、視線を向けた先にある魔導機械の残骸を指差す。

「ああ、やっとこれだけ進んだってところかしら。
 この部品があるってことは道はあってるみたいだし。
 とりあえず順調な感じかしらね。
 ――見つけてくれてありがとう」

どうやらエレミアにとっても見覚えのある物みたいだな。
順調なようで何より。

「これ、飛行船の部品なのよね。
 空か――あたしも飛んでみたい。
 自由の風を感じられる気がするから」

飛行船ねえ。
確かに、大きい飛行船の甲板で風に当たればさぞ気持ちがいいだろうな。
シオン君は酔ったとか言うけど、ま、それも含めて空の楽しみってことで。

「私もいつか乗ってみたいもんだね。ま、ながーい人生だ。いつか機会があるでしょ・・・悪い、ちょっと待って」

飛行船の残骸を眺めながら前を通り過ぎようとしたら、転がっていた小さな部品に付いているランプが一瞬、点滅したように見えた。
2人に断りを入れてそれを拾い上げる。

「んー・・・ここが光ったから、この出っ張り・・・お、動いた動いた!」

少しの間弄ってみると、カチッという小さな音とともに、小さな部品が鈍い音を立て始めた。
当たりだ。こいつはまだ生きている。
まあ、まだ動くってだけの価値ぐらいで何に使うか、何の部品かなんてさっぱりわからない訳だけど。
マギテック協会の物好きな連中にでも渡してみよう。

「さて、まだまだ道のりはこれからよ。
 次を目指しましょう。
 もう少し進んだら少し休憩しましょうか」

思わぬ見つけものもしたし、頑張るとするか。

-------PL

20:30:12 シイナ@キリエ 探索判定(部品) 2d6+6+4 Dice:2D6[6,5]+6+4=21

20:29:53 シイナ@キリエ 探索判定(進行分) 2d6+6+4 Dice:2D6[1,2]+6+4=13

危ない危ない。なんか極端なダイス目に。
見識判定は相変わらず省略です。
セージ無いから平目ですし。

拾った部品は一体何なのでしょうかw