物の価値は人それぞれ
>「うーん、やっぱり手がかりがあると進みやすわね。
> ほんと助かっちゃったわ」
どうやら順調に進んでいるようだ。
少しでも早く着いてくれることに越したことはないからな。
>「それより、キリエさんは大丈夫ですか? 無理はしないようにお願いしますね」
と、シオン君が気遣ってくれたのか私に声をかけてきた。
「あー、うん。大丈夫。大丈夫。」
マントのフードを取って額の汗を拭う。
シオン君、いいもの着てるなあ。
私のマント、大分長いこと使ってたし、そろそろ替え時かな・・・
「お、少し先にでっかい機械の残骸発見だよー。」
しばらく進み、視線を向けた先にある魔導機械の残骸を指差す。
>「ああ、やっとこれだけ進んだってところかしら。
この部品があるってことは道はあってるみたいだし。
とりあえず順調な感じかしらね。
――見つけてくれてありがとう」
どうやらエレミアにとっても見覚えのある物みたいだな。
順調なようで何より。
>「これ、飛行船の部品なのよね。
空か――あたしも飛んでみたい。
自由の風を感じられる気がするから」
飛行船ねえ。
確かに、大きい飛行船の甲板で風に当たればさぞ気持ちがいいだろうな。
シオン君は酔ったとか言うけど、ま、それも含めて空の楽しみってことで。
「私もいつか乗ってみたいもんだね。ま、ながーい人生だ。いつか機会があるでしょ・・・悪い、ちょっと待って」
飛行船の残骸を眺めながら前を通り過ぎようとしたら、転がっていた小さな部品に付いているランプが一瞬、点滅したように見えた。
2人に断りを入れてそれを拾い上げる。
「んー・・・ここが光ったから、この出っ張り・・・お、動いた動いた!」
少しの間弄ってみると、カチッという小さな音とともに、小さな部品が鈍い音を立て始めた。
当たりだ。こいつはまだ生きている。
まあ、まだ動くってだけの価値ぐらいで何に使うか、何の部品かなんてさっぱりわからない訳だけど。
マギテック協会の物好きな連中にでも渡してみよう。
>「さて、まだまだ道のりはこれからよ。
次を目指しましょう。
もう少し進んだら少し休憩しましょうか」
思わぬ見つけものもしたし、頑張るとするか。
-------PL
20:30:12 シイナ@キリエ 探索判定(部品) 2d6+6+4
Dice:2D6[6,5]+6+4=21
20:29:53 シイナ@キリエ 探索判定(進行分) 2d6+6+4
Dice:2D6[1,2]+6+4=13
危ない危ない。なんか極端なダイス目に。
見識判定は相変わらず省略です。
セージ無いから平目ですし。
拾った部品は一体何なのでしょうかw