旋風を追え
休憩を終えて直ぐにサンディを目指したのは正解だったみたいだ。
おかげで特に大きな問題が起こるわけでもなく、割と順調に進めていると思う。
>「だいぶ歩いてこれたわね。
もう半分は優に越しているわ。
シオンもキリエも砂漠は初めてなんでしょう?
なかなかやるわね、頼りになるわ」
エレミアからの褒め言葉。
「実家が仕入れに出歩くときに、荷物運びとか護衛とかであちこち付いて回ったからね。長い距離歩くのは慣れてるよ・・・っとと。」
それでも、砂漠を歩くのは初めてで今も砂に足を取られて転びそうになった訳だけど。
「やっぱ慣れないとしんどいねーって・・・」
ふと顔を横に向けると小さな旋風が砂を巻き上げながら進んでいた。
竜巻にしては小さいし、進む速さも結構なものだぞ、アレ。
目印にはならないだろうと思ったけどとりあえず気になったのでエレミアに伝えてみたら意外な答えが返ってきた。
>「珍しい......あれは"サンディの導き"って言われるちょっとした自然現象よ。
簡単に言ってしまえば旋風なんだけど。
何故かサンディの街へと向かっていくから道標になるみたいなの。
だいぶ昔から見られる現象みたいで、何らかの魔動機が機械的に発生させているっていう説もあるそうよ」
それじゃあつまりだ、あれを見失わずに追い続ければサンディまで楽にたどり着けるってワケか。
・・・こうしちゃいられねえ!
>「追いかけましょう!
上手く行けば想像よりずっと早く街にたどり着けるわ!」
了解!
そう言ってカバンを背負い直し、先を急いだ。
-------PL
07:08:29 キリエ@シイナ 探索判定 2d6+9
Dice:2D6[4,3]+9=16
07:08:06 キリエ@シイナ 天候予測判定 2d6+9
Dice:2D6[4,2]+9=15 おのれいちたりない! ダイス目自体は悪くなかった。
けど逆だったらよかったのに・・・!