良い子だ
>「お休みのところ申し訳ございません、バルレです。
> お客様が屋敷内を歩いてみたいということですので。
> 私がご案内させていただきます」
休んでいたら、バレルさんが来た。エレミアさんの言う通り、確かに良い子だ。
「お願いします」
屋敷の中には石像が多々ある。モノマニアはバジリスクと言うことを考えると......最悪、自分も並ぶかも知れない。
>「私とモノマニア様の部屋以外はほとんど使われておりません。
> 昔使われていた調度品が少し残っているだけなんです」
場所によっては家具も部屋ない。掃除は楽そうだが、文字通り、本当に抜け殻なのか。
>「あ、こちらは......」
バルレさんが足を止めた部屋の扉は少しだが豪華な感じで、この場所を映すの魔動機、これだけ監視が厳重と言うことは......
>「こちらはモノマニア様のお部屋ですね。
> 私も入ることを許可していただいていない部屋なんです。
> なのでお客様もお通しすることはできません。
> ......申し訳ありません」
やはり、モノマニアの部屋らしい。
「入れたら怒られるでは済まなそうなので、気にしなくて良いですよ。
......中は気になりますけど」
ダメと言われると余計に気になるが、好奇心は猫をも殺す。
監視の目が在るのに危険を犯す必要はないだろう。
>「あとは......そうですね。
> 奥様の使われていたお部屋だけは入れませんが。
> あとのお部屋はお入りいただいて構いませんよ。
> ――あ、そうですね!
> よかったらお風呂にお入りになるのはどうですか?
> 魔動機で動いていてあったかくて気持ちいいですよ」
うぅ......本当に良い子だ。
騙しているこちらの良心が痛い......
>「そういえばお客様。
> 何かお困りのことなどございませんか?
> もしおありでしたら私に申し付けくださいね」
さて、切り出してみるか。
「来る前にエレミアさんに聞いたのですが、エレミアさんの母親と言うのはどのような方だったのでしょうか?
あまり詳しくは聞けなかったので」
今も母親が使っていた部屋に入れないとなると、モノマニア自身も何か思うことがあるのだろう。
恐らくは、モノマニアとエレミアさんの不仲になった切欠、それを知りたかった。
ティムと言う人物については......聞くのは後にしよう。
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平山です。
BBSは相手の反応を伺う質問が使いにくい......ティムは諦めて、母親の方を質問することにしました。
......依頼を達成したら、バレルの働き口探すの手伝うかな......騙すのが辛いです。PLとPC的に