【D-1-2】邪眼持つ怪物
>「はっ、よく言った。」
>「存分に力を振るわせて貰います。
> バックアップをお願いしますね」
力を貸して欲しい......そう願ったエレミアに対し、二人は応えた。
ここまで来た以上。
そして彼女の言葉を聞いた以上。
全ては当然だったのかもしれない。
キリエはまず機を制し、その手の武器で砲撃する。
その一撃は人の姿たるモノマニアをの急所を撃ち抜き......。
周囲に毒を帯びた血液を撒き散らした。
続くシオンは多少相手までは距離が届かないことを認識し。
風の妖精の力で刃を生み出し、切りつけた。
>「復讐だとか何だとか、ゴチャゴチャしたもんが一杯だろうけどよ・・・
> お前の感情に従えよ!
> 派手に行こうぜエレミア!
> 一度きりの人生、後悔はしたくない、だろ?」
キリエの熱いエール。
その言葉は間違いなくエレミアの心を打った。
「わかってるわ......キリエ!
あたしはこの戦いに必ず勝ってみせる。
――たとえ相手が父さんであっても!」
少し位置を後ろに下げて彼女が紡ぐ言葉は――魔壁の呪詛。
キリエとシオン、そしてエレミアと骨製のゴーレムは魔法によってその身が守られる。
続くボーンアニマルはキリエとシオンの少し前に控えて待機する。
* * *
そしてモノマニアは動き出した。
「ふふ......ただ身を守るだけか、エレミアよ?
お前には様々な魔法を覚えさせてきたつもりであったが。
――勿論敵の身体を傷つける魔法もだ」
赤い絨毯を悠々と歩み寄るモノマニア。
その行く手を阻むのは骨の獣だ。
「――やはりお前は私が怖いのだろう?
そして私を殺めようとする行為にすら怯えている。
私の可愛い娘よ――そうなのだろう?」
ゴーレムに対して鬱陶しそうな態度を取りながらもモノマニアはその余裕を崩さない。
「違う、あたしは......そんなこと......!」
一方のエレミアはあまり余裕はなさそうである。
これが今までの経験の差というものなのであろうか。
「エレミアよ、そんなお前に最後のチャンスをやろう。
"父の姿をした者"を殺すのが怖いのならば......私の"真の姿"を見せてやる。
お前の覚悟が本物だというのならば仲間と精々抗って、私を超えてみせるんだな。
――もし偽物ならば石の中で自らの行いを悔いるがいい......我が娘よ!」
モノマニアの顔から目隠しが外れ――ひらりと部屋の床に舞い落ちる。
その顔を見れば既にもう目の先には元々の赤い髪をした威厳ある顔つきはない。
猛々しく吠えるのはまるで獣のような咆哮。
いや、既にモノマニアは獣であるのだ。
八つの足を持つ巨大な醜い蜥蜴の化物。
バジリスクの真の姿である。
――そしてモノマニアは忌まわしき瞳でシオンを射抜く。
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あんみつ@GMより
1R先攻と後攻の処理を行いました。
魔物のダイスは全て固定値を用います。
ダメージダイスなども基本的には全て7が出たものとして扱います。
なのでキリエの攻撃は命中・シオンの魔法は抵抗失敗となっています。
次回以降もこのルールを踏まえ、攻撃・防御の判定をお願いいたします。
エレミアは制限移動で2m後退し《プロテクション》を行使しました。
自動失敗はなく、全員に成功です。
ボーンアニマルは4m前進させておきました。
続いてモノマニア側の行動ですが、
まず移動を行いますが、ボーンアニマルが3m前進して移動妨害を行いました。
モノマニアはまず《魔物化》を使用します。
HPは全回復となります。
剣のかけら9個分は3部位に等分されております。
《イベントボス》の能力はこちらの魔物形態にも備わっています。
次に補助動作で《石化の視線》をシオンに向けて使用します。
精神抵抗判定をどうぞ。目標値は17です。
失敗した場合1D6を振って、奇数なら器用度、偶数なら敏捷度が低下するとします。
ちょっと後でもろもろ気づいたのでダイスチャットの大半は破棄しました。
現在の距離は、
モノマニア(眼・頭・胴)・アニマル 4m シオン・キリエ 4m エレミア
となっております。
皆さんは2R先攻の行動とダイスをお振りください。
エレミアとボーンアニマルの行動について何かあればどうぞ。
また、戦闘中の進行速度についてですがあまり空けるとだれてしまうので、
一時的に原則2日進行に変更いたします。
行動とダイスの結果さえあれば、日記の描写などはなくても構いません。
可能な限りご協力いただけると嬉しいです。
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18:46:20 あんみつ@GM エレミアのプロテクションをシオン・キリエ・自分・ボーン 8D6 Dice:8D6[3,1,5,1,6,5,6,5]=32