牽制

 シオン(平山) [2016/01/11 13:53:24] 
 

>「招待したわけではないのだが。
> 早速一芸を披露してくれるというわけか?」

 やはり、目的はバレてはいなかったが、予測の範囲内ではあったらしい。

>「そうよ、お父様――いえ、モノマニア!
> あたしたちは貴方を討ちに来たのよ。
> ――覚悟してくれるかしら?」

 ベク・ド・コルバンを構え、臨戦態勢に移行する。

>「エレミアよ、実の父を少し舐めすぎてはいないか。
> 私として誇り高き蛮族の一人。
> 常に戦いの心構えは出来ている......たとえ相手がお前だろうとな。
> むしろ覚悟が必要なことなのはお前の方ではないか?
> 私を――本当に殺せるのか?」

 モノマニアの威圧感は本物だ。

 生半可な覚悟や実力では話にならないだろうし、僕自身も怖い。

>「お前のことなら実の父である私が一番分かっているぞ。
> ――お前は今怯えている。
> やめようか考えているのだろう?
> 私はそれでも構わない......そこの人族共も見逃してやろう」

>「私は......あたしは......」

 器が大きいのか、ただ単に僕達に脅威すら感じないのか......どちらにせよ、退くとしたら今しかない。

>「それでもあたしは――貴方を殺すわ。
> だって、父さんはあたしの......あたしの大切な人を殺したんだから」

 大切な人、依頼を受ける時に漏らした『ティム』の事だろう。

>「そういえば......そんなこともあったものだな」

 そんなこと......モノマニアの言葉は軽い。

 エレミアさんの怨みを買うのは頷ける。

>「父さんを殺すことが最善の道かは正直わからない。
> それでもあたしはあの日からずっと......止まったままなの。
> 自由になりたい――解放されたいの!
> だから......」

 振り向いたエレミアさんの目には明確な覚悟が見えた。

 少なくとも、戦いへの迷いはない。

>「あたしに......力を貸して」

「存分に力を振るわせて貰います。
 バックアップをお願いしますね」

 盛大な親子喧嘩の助っ人として、頑張りますかね。

 ......とは言っても、目算では後数歩距離が足りない。牽制を兼ねて、軽く削りますか。

 風の刃で、モノマニアへ攻撃する。
__________________
平山です。

シオンは通常移動だと1メートル足りない......今回は毒の血液と相手のマルチアクションを避けたと思いますか。

制限移動で3メートル前進、ウィンドカッター

平山@シオン : ウィンドカッター(行使) 2D6 → 4 + 6 + (7) = 17 (01/11-12:44:56)
平山@シオン : ダメージ 11 = 3 (6 + 1 = 7) + 【8】 キーNo. : 10 (01/11-12:46:51)