牽制
>「招待したわけではないのだが。
> 早速一芸を披露してくれるというわけか?」
やはり、目的はバレてはいなかったが、予測の範囲内ではあったらしい。
>「そうよ、お父様――いえ、モノマニア!
> あたしたちは貴方を討ちに来たのよ。
> ――覚悟してくれるかしら?」
ベク・ド・コルバンを構え、臨戦態勢に移行する。
>「エレミアよ、実の父を少し舐めすぎてはいないか。
> 私として誇り高き蛮族の一人。
> 常に戦いの心構えは出来ている......たとえ相手がお前だろうとな。
> むしろ覚悟が必要なことなのはお前の方ではないか?
> 私を――本当に殺せるのか?」
モノマニアの威圧感は本物だ。
生半可な覚悟や実力では話にならないだろうし、僕自身も怖い。
>「お前のことなら実の父である私が一番分かっているぞ。
> ――お前は今怯えている。
> やめようか考えているのだろう?
> 私はそれでも構わない......そこの人族共も見逃してやろう」
>「私は......あたしは......」
器が大きいのか、ただ単に僕達に脅威すら感じないのか......どちらにせよ、退くとしたら今しかない。
>「それでもあたしは――貴方を殺すわ。
> だって、父さんはあたしの......あたしの大切な人を殺したんだから」
大切な人、依頼を受ける時に漏らした『ティム』の事だろう。
>「そういえば......そんなこともあったものだな」
そんなこと......モノマニアの言葉は軽い。
エレミアさんの怨みを買うのは頷ける。
>「父さんを殺すことが最善の道かは正直わからない。
> それでもあたしはあの日からずっと......止まったままなの。
> 自由になりたい――解放されたいの!
> だから......」
振り向いたエレミアさんの目には明確な覚悟が見えた。
少なくとも、戦いへの迷いはない。
>「あたしに......力を貸して」
「存分に力を振るわせて貰います。
バックアップをお願いしますね」
盛大な親子喧嘩の助っ人として、頑張りますかね。
......とは言っても、目算では後数歩距離が足りない。牽制を兼ねて、軽く削りますか。
風の刃で、モノマニアへ攻撃する。
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平山です。
シオンは通常移動だと1メートル足りない......今回は毒の血液と相手のマルチアクションを避けたと思いますか。
制限移動で3メートル前進、ウィンドカッター
平山@シオン : ウィンドカッター(行使) 2D6 → 4 + 6 + (7) = 17 (01/11-12:44:56)
平山@シオン : ダメージ 11 = 3 (6 + 1 = 7) + 【8】 キーNo. : 10 (01/11-12:46:51)