疲れた......

 シオン(平山) [2016/01/24 11:26:28] 
 

 キリエさんの銃撃を受け、ようやくモノマニアが倒れた。

>「あたし......ううん。
> あたしたち、勝ったのよね?
> ――父さんに......勝ったのね」

 念のために、ベク・ド・コルバンで軽く突いて反応を見る。

 うん。間違えなく、気絶している。

「グヴゥゥ」

 死ぬかと思った。一度座ってから仰向けに倒れる。

 出来ることなら、もう二度とバジリスクとは戦いたくない。しかも普通はこれに手下もいるんだよぁ......

>「さ、エレミア、後はあんたの役目だ。
> ・・・親父さんと、決着付けてきなよ。」

 タバコの匂い......キリエさんが火を付けたらしい。あんな物の何がいいのか......

>「うん、そうね......」

 エレミアさんがモノマニアに近付くのを横目で見送る。

>「父さん......痛かったかしら。
> 当然よね、あんだけいろいろやったんだから。
> もう許してなんてもらえないでしょうね」


>「ねえ、キリエ......シオン。
> もしあたしが父さんを殺さないって言ったら怒る?」

「グァ?」

>「――ふふ、聞いてみただけ。
> わかってるから」

 顔を上げると、エレミアさんは短剣を取り出していた。

 戦闘には向かないが、止めを刺すのは充分だろう。


>「・・・怒りゃしないよ。
> さっきも言ったけど、こっから先はあんたの役目だ、生かすも殺すも、好きにすりゃあいい。
> おれはそれを見届けるだけだよ。
> ただな・・・」 


>「あんたの大切な人・・・ティム・ルーヴルの所に行こうなんて考えるなよ?」

 ......それについては全く考えていなかった。

>「おれに止める権利は無いけど、な。
> まだ悩んでるなら思いっ切り悩むといいさ。
> ・・・一度きりの人生だ、後悔だけはしたくない、だろ?」


「ガゥ。グル......」

 ......。あれ? 何でドラゴン語で会話を......

「失礼......怒るも何も、個人的には人族に危害を加えないのなら、殺す理由も無いんですが......」

 それに僕はモノマニアの真意も何も判っていないのだ。

 それに、親殺し何て、させたいとは思えない。

 傷は大丈夫だが、妙に身体が重いが、立ち上がる。

「まだ、引っ掛かるなら、モノマニアとイネスさん、でしたか、そちらの部屋を見てみるのはどうですか?
 モノマニアの意図が見えるかも知れませんよ」

 しばらくは起きないとは思う。万一、起きたとしても、ここまで弱れば何とでもなるだろう。

 生かしたとして、約束を守るか、その点が少し不安だが......

「すぐに起きられる怪我では無いですし、拘束できそうな長さのロープも有りますし」

 正直、そのままで使う予定など無かったが、40メートルのロープを取り出す。
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平山です。

予想はしてたけど、バジリスクの手数が多い。

タフパワー無ければ、もっと大変だったんだろうなぁ......

モノマニアはエレミアさんに丸投げ、PL的には仲直りして欲しい。PC的も心情は仲直りして欲しいけど、人族への脅威もあるから、微妙なところ。

......しかし、記憶が正しければ、ピンゾロが4回に対して6ゾロ1回......ピンゾロはカバー出来るか悪影響が出ない部分だからよかったけど、数字的には酷い。