【A-1-3】自由の探求者
神殿から姿を現したウィークリングの男。
あちらはまだ気がついていなかったようだが。
>「やあ!そこの御仁、少し待って欲しい。
>君に挨拶をさせてもらえないだろうか?」
自身に近いものを感じたヴァーミリオンは彼のもとへと飛んでいった。
その際はシルクハットを外して自らの生まれを明らかにしながら。
男はまず角に、そして次には首のル=ロウドの聖印に気づいたようだ。
黒く短い髪左で少し掻いてから。
「――初めて見る顔だな」
ただ一言そう言った。
ヴァーミリオンの角について特に言うことはないらしい。
そしてル=ロウドに向けて祈りを捧げるヴァーミリオンをぼんやり眺めていたが。
>「私は今先程この地に来てね。実は何も知らない。
>たがら、今日この時出会えた君に色々教えて貰えると非常に助かる。
>勿論、君の邪魔にならなければだが。如何だろうか?」
そう言ってヴァーミリオンが手を差し出すと。
一瞬迷ったようだが結局――その手を取った。
「オレはレジス――自由を求めて闘う者だ。
ヴァーミリオンっていったか?
もしあんたがこの世界から出たいのなら巫女の力を借りるといい。
腹が減ってたり休む場所が欲しいんなら東の集落へ向かうんだな。
そこにはオレより親切な奴がいっぱいいるだろうさ」
ぶっきらぼうな物言いではあるが。
それなりにヴァーミリオンの言葉に答えてくれているあたり悪い男ではないのだろう。
「それでもし死に場所が――いや戦う場所が欲しいんなら北に向かいな。
鳥王の霊山――この王国の王たるガルーダの根城さ」
神殿の向こう側に見えていた山にはガルーダが住むという。
先ほど見た図絵の山と同様のものであろうか。
ヴァーミリオンは気づいただろうか。
ガルーダについて話すレジスの憎々しげな様子に。
「オレ的にはこんな場所さっさと出ていくことを進めておく。
だから神殿に入って巫女に助けを請うのがいいだろう。
――ただ、そうだな。
ちょうどオレも集落へ向かうところだから邪魔にならないんならついて来ても構わない。
勿論他の場所に行くって言うなら身の保証はしないが好きにしな」
神殿の入口は本当にすぐそこだ。
レジスが勧めてくるあたり危険はないむしろ安全なのだろう。
また集落に行く場合はレジスが同行してくれるそうだ。
しかし他の場所に行く限りは危険が待っているかもしれない。
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あんみつ@GMより
とりあえずまずは会話から。
物語が動き出すのはここからでしょうか。
【NPC:男性】に『レジス』を登録しておきます。
【分類:地名】に【鳥王の霊山】を登録しておきます。
マップ上では【イ】に該当します。
ガルーダについて話す時に気づいたかどうかは、
1D6の結果偶数の出目(2・4・6)が出たら気がついたとしましょう。
ヴァーミリオンは次の行動を選択してください。
具体的なものは以下の4つです。
・神殿の中に入る
・【カ:翼人の集落】を訪れる(レジスと同行)
・【イ:鳥王の霊山】を訪れる
・マップ上の別の場所(エ・クのどれか)を訪れる
他にも何かあればご自由に行動ください(*´∀`*)