【A-2-1】麗しの巫女
>「残念だが、私達は一旦ここでお別れの様だ友よ。
>私は1度この神殿へ入ろうと思う。
>こんな形でも学者でね、観察は区切りが付くまで続けたいのだよ。
>それに巫女様にも挨拶をしておきたい。出来れば話もね!
>こんな、神殿の巫女だ貴重な話も聞けるだろう、後これが重要なのだが...実は神殿の撮影
許可も欲しくてね!」
もし向かう先が一緒ならばともに来るかと誘うレジスに対し。
ヴァーミリオンは目の前の神殿を選んだ。
これこそが学者としての血なのかもしれない。
「そっか......あんたがそうするなら構わないさ。
ただせっかく出会った縁だ......忠告をしておいてやるよ。
この世界は自由な分だけ危険も多い――くれぐれも気をつけな」
レジスは振り向くことなく東の方角へと向かっていった。
彼には彼なりの思いがあったのだろう。
* * *
神殿の中は陽光で煌めいていた。
天井の屋根には窓が数多く設置されているのだ。
おかげでどこか暖かい。
『ようこそ......ル=ロウドの神殿へ。
貴方もこの世界の迷い子ですか?』
翼を持った男の神像の前。
羽根のように広がる白いローブを身に纏った女性がいた。
ヴェールの下には人間の姿をした金色の長い髪をした乙女の素顔。
彼女こそ――神殿の巫女なのであろう。
その左右に控えるのは二人の女性。
ディーラの娘たちである。
一人は赤い衣、もう一人は黒い衣を着ている。
『私はこの世界の巫女エールですわ。
貴方は元の世界に帰りたいのでしょうか。
そうであればすぐに世界の扉を開いて差し上げますが』
そう言う彼女の後ろの壁には扉のような文様が描かれていた。
どことなく魔力の残滓を感じる。
『それとも他のものがお望みでしょうか。
この世界で知りたいものがおありですか?
この世界で手にしたいものがおありですか?
この世界で見たいものがおありですか?
貴方の全てを叶えることができなくとも少しは支えとなりましょう』
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あんみつ@GMより
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【NPC:女性】に『エール・プリエール』を登録しておきます。
ディーラに対して魔物知識判定が可能です。目標値は8/14です。
ヴァーミリオンは次の行動を選択してください。
具体的なものは以下の4つです。
・元の世界に帰る
・知りたいものについて答える
・手にしたいものについて答える
・見たいものについて答える
他にも何かあればご自由に行動ください(*´∀`*)
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