探索、探求、探検

 ヴァーミリオン(めぐり) [2016/01/24 20:17:51] 
 

ル=ロウドの天使は少し困った様子を見せながらも私の誘いに答へてくれる。


『実は私も地下の遺跡にはあまり入ったことがございませんの。
 私の役目はこの神殿を訪れたお方に遺跡を巡る自由を授けさせていただくことですから ......ですが、一度見てみたくもあるのです。
 この奥にはどんな素晴らしいものが眠っているのか。
 これは巫女の仕事ではありませんが......個人的お付き合いさせていただきたく思いますわ』


なるほど如何やら巫女の仕事に案内は含まれなああらしい。
しかし、巫女としてでなく個人として来てくれる。
なんと!なんと、喜ばしい事か!
つまり私は一時的にとは言え彼女自身の時間を貰えた訳だ。
私は深く頷き彼女が取ってくれた手を優しく掴み立ち上がる。
もちろん彼女には負担を掛けないように。


「ええ任せて下さい。
と言っても、入り口までは私では無く巫女様の導きが必要ですが。
古来より聖なる女性に導かれ試練の前に立つのが男と言うもの。
ですので試練の入り口までは貴女が御導き下さい、我が天使」


彼女に導かれて私は扉の前に来ている。
風が吹き込んできている事や、エールの言葉、この世界の事を考えると其処は地下でなく空なのかも知れなあい。
まあ、それは入って見れば分かる事だ。


『では参りましょうか......ヴァーミリオン様。
 それとも何か準備など必要でいらっしゃいますでしょうか』


エールが此方に向き小さく首を傾げながら聞いてくる。
彼女もこれからの未知なる世界が楽しみなのか、声は弾み、その頬も赤味を帯びている。
私はそんな可愛らしい様子の彼女に微笑み返し答える。


「では、少しだけ質問をさせて下さい。
エール様はル=ロウドの神官としてどのような事が出来るのでしょうか?
また、知る限りでいいのでこの遺跡の脅威を聞きたい。
何方も身を守る上で大切な事ですから。
また、何か私でも対処出来ずエール様に危害が加わりかねない時は御逃げ下さい。私でも時間稼ぎは出来ますので」


私は言葉を選びつつ質問を投げかける。
今から行く遺跡が神殿の下にある事を考えれば大した脅威は無い可能性の方が大きい。
しかし、遺跡では何が起こるか分からない。
情けない事かもしれないが、用心するに越したこたはない。


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PLめぐりです、今回もよろしくお願いします。
勢いでやたっがヴァーミリオンの性能から考えると下手したら守れない事に気付いた(笑)
故にエール様の出来る事を聞きたいです。
後はエール様の知りえる脅威もあれば教えて下さい。
後はエール様への呪歌の影響は普通に判定ですか?
以上です。色々質問してすみませんでした。