【A-3-2】なんとなくピンクな気分
>「では、少し調べて見るので待っていて下さい。
>何時間はあるのだから楽しみながらじっくりと行きましょう。
>この通路の仕掛けが私の知らないものか、私では調べられないものなら。
>女性が描かれた方に進みます。
>大抵こういった通路は、描かれた者以外にペナルティを与えるものが多いですからね。
>レディーに被害が行くなら男性が被るこれが紳士のルールだ」
そう言ってヴァーミリオンはそれぞれの絵について調べ始める。
ただわかったことはそれらの絵は単なる文様に過ぎず......。
それぞれ魔力や仕掛けの類などは決してないということだ。
単なる道標に過ぎないのだろう。
「ヴァーミリオン様は男らしくいらっしゃられますのね。
こんな不思議なところですもの......非常に頼りになりますわ」
その手をヴァーミリオンに捧げながらエールは慎ましい表情で従う。
ヴァーミリオンが右手の乙女の絵が描かれた道筋を決めるというのであれば。
彼女は確実に全てを委ねるだろう。
* * *
女性の絵の描かれた道の奥へと進んでいくと。
突然周囲に広がっていくのは桃色の霧だ。
どうやら窓の外から入り込んでくるらしくキリがない。
どこまでもどこまでも霧は続いており、前が見えず、進んでいくと後ろもまた見えなくなる。
ただ一つしっかりとその身に感じられるのは――エールの手が与えてくれる微かな温もりだけだ。
......どれだけの間歩いていただろうか。
壁沿いに歩けばいずれその先へとたどり着くことができただろうし。
適当に歩いているだけでも、時間をかければ霧の外側へと抜け出せたはずだ。
何しろこの霧の中には危険がない。
ただちょっと異変はあったかもしれないが。
ヴァーミリオンとエールが歩んでいた空間に充満していたのはただの霧ではない。
エールには効果がないが、ヴァーミリオンにとっては極めて強烈な効果を及ぼしうる。
それは男にしか効かない効能......一時的に性を女に変える極めて享楽的なものであった。
果たして今のヴァーミリオンは男か女か。
それは全て霧を抜け出た瞬間にエールの瞳に映し出されることで明らかになる。
――そしてその霧の向こうで明らかになるもうひとつの事実。
見通しの良くなった場所は少し開けた円形の場所になっており、
その中央に存在するのはピンク色の石像。
まあ見た目は派手だが......所謂ガーゴイルである。
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あんみつ@GMより
私は謝らない......いろいろと(・∋・)
判定の結果ただの絵だとしかわかりませんでした。
構造判定は何かわかったかもしれないけど自動失敗だから仕方ないね。
【桃色の霧】について見識判定が可能です。目標値は20。
成功すれば事前にその効果がわかりますが、いきなり噴射されるので逃げれません。
【桃色の霧】に対して生命抵抗判定をどうぞ。目標値は23です。
失敗したらヴァーミリオンの性別は一時的に女性になります。
見た目はナイトメアの範囲内であればご自由にどうぞ。
ちなみに抵抗は任意で失敗にできます(・∋・)
【ガーゴイル】について魔物知識判定が可能です。目標値は9/14です。
戦闘になりますが、ちょっと特別な処理を行います。
【オート戦闘形式(てすとver)について】に記載がありますのでそちらをご参照ください。
ついでにエールのデータもあげておきます。
エールは戦闘スタイル《回復》で行きます。
もし他に何かあればご自由に行動ください(*´∀`*)