【A-3-7】翼持つ守護獣
ヴァーミリオンは朝焼けに包まれた部屋の中央にあった台座から......。
翼持つ杖を思いっきり引き抜いた。
この瞬間を待っていたかのようにヴァーミリオンを包み込むマナの流れ。
――その中で、彼は神の言葉を聞いたのかもしれない。
>「エールの美しさに乾杯!
>彼女の様な天使を遣わしたル=ロウド最高ぅぅぅぅー!」
部屋の中心でヴァーミリオンは神を賛美する言葉を叫ぶ。
「ヴァ、ヴァーミリオン様?
いったいどうなされたんですの?」
杖を抜いた途端急に叫び始めたヴァーミリオンをエールが心配そうに見つめる。
状況からすれば実に一般的な反応であろうか。
「よくわかりませんが......。
ヴァーミリオン様から我らが主の御力を感じます。
何らかのご啓示でも受けられたのですか?」
こちらはル=ロウドの巫女としての反応だ。
どうやらエールはヴァーミリオンに今流れている力を感じ取っているらしい。
――しかし、彼女の言葉に悠長に返している暇はないだろう。
台座の奥からゆっくりと歩みを進めてくる獣が一匹。
更に奥へと続いていく回廊を塞ぐかのように立ち止まる。
それは獅子と鷲が交わったような姿の幻獣――グリフォンである。
力量的には格下の魔物ではあるが、壁となって戦ってくれる戦士はいない。
消耗の激しい戦いになるかもしれない。
......唯一の救いはル=ロウドの奇跡だろうか。
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あんみつ@GMより
短めですが進行です!
ヴァーミリオンもっと自由になっちゃうのか......。
予備ダイス1個目は【グリフォン】への魔物知識判定に使用しました。
成功ですが、少々弱点は狙いづらいですね。
また、グリフォンには剣のかけらが計7個入っております。
胴体に3つ、翼に2つずつ分配されております。
予備ダイス2個目は先制判定に使用しました。
グリフォン側の先攻で戦闘はスタートします。
自動失敗ですが6ゾロしか成功しないのである意味儲けものでしょうか。
例によって戦闘の開始となります。
現在の距離は
グリフォン 10m ヴァーミリオン 1m エール
となっております。
戦闘処理用ダイスを5~10個ほどお振りください。
また戦闘スタイルの決定も行ってください。
今回もエールは戦闘スタイル《回復》で行きます。
オート戦闘形式に【カスタム行動】をプラスしました。
今回ヴァーミリオンはできることが増えているので、
こういう状況になったらこうしたいなどございましたらお好きなだけどうぞ(*´∀`*)