揺籠から墓場まで
ガーゴイルとの戦闘は呆気なく終わった。
それと同時にあの霧の中で感じた不思議な感覚が身体を走る。
いつも食べいるパンの調味料が塩から砂糖に変わっているかのような違和感は無くなり、清々しい気持ちが胸にわく。
『ヴァーミリオン様。
深くはないようですが......もしよければ傷を......?』
その爽快感に浸っていると、エールが此方を心配と疑問を混ぜた声で呼んだ。
私は自身が男に戻った事を理解し、彼女に振り返る。
エールは何処かほっとした様に呟き、その後に傷の具合を尋ねてきた。
私はぐるりと腕を回し無事をアピールして答える。
「いや、説明もなくすまない。
あの霧は見た通りの酔狂な効果のものでね。
私も文献でしか見た事が無く、真逆こんな所で実物にぶつかるとは...。
やれやれ男としては運が悪いのやら、学者としては貴重な体験だ!として、運がいいと喜ぶべきか?」
一度ため息を吐き、気を取り直す様に首をふる。
身体の調子が悪くない事を確かめ、道具袋からポーションを取り出す。
それをふって一言。
「回復については今回はこれで済ましましょう。
貴重な精神力より、使うべき道具を先に使うべきだ」
ポーションを飲み干した私は次の分かれ道に洒落を感じ、微笑む
そして、エールの問いにこう答えた。
「揺籠から墓場まで、と言う奴でしょか?
まあ、今の私たちは探索者だ!
ここは基本に忠実に墓石の道を行きましょう。
危険はあるかもしれませんが、大抵墓場には貴重な知識が眠るもの。
探索者たるもの時に危険も犯さねばならないのです」
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PLめぐりです。今回もよろしくお願いします。
やっぱり墓行かなきゃね!(学者脳)
此処からが学者暴走の本領発揮だ!
後一様戦利品は回収しますね、学者的に見逃せぬ。
ダイス
ヒーリングポーション 2D6 → 2 + 5 = 7 (02/02-18:57:27)
ダイス7なので5点+レンジャーレベル+知識B=10点回復
戦利品 2D6 → 3 + 5 = 8 (02/02-18:57:50)
8+1(鋭い目)=9 魔力を帯びた石を入手
結果
ヒーリングポーション10→9
魔力を帯びた石 new