【B-1-3】息をするために
自らの名を躊躇いなくラリマーだと明かしたエルフに対し。
>「サミュエルだ。」
サミュエルも自らの名を明かす。
軍人出身であるサミュエルにとって名前を明かすとはそれなりの行為なのかもしれない。
......ラリマーはそんなこと知っていようもないが。
「そっか、サミュエルっつんだな。
よろしく頼むぞ、サミュエルとは仲良く出来そうだ!」
そんなお気楽なラリマーの挑戦。
それはこの空のような不可思議な湖を制することである。
正解かどうかもわからない手法であるのだが......。
>よし!!行こう!!束の間の相棒かもれんが、宜しく頼む!!ラリマー!」
サミュエルもそれなりに乗り気なようだ。
冒険者とは難儀なものである。
「本当か?
じゃあ一緒に潜ってみようぜ!
......って思ったけどさ、サミュエルお前って息ちゃんと続くか?
結構深そうな感じするぞ、まあ空みたいだからわかんないけどさ」
ラリマーの言う通り、湖は結構な深さがありそうだ。
空のような模様のせいでその深度は測りかねるが。
少なくとも、ちょっと泳いだら湖底ということはなさそうだ。
「俺はエルフだからなんも問題ないけどさ。
サミュエルは水中での呼吸の手段くらい用意した方がいいんじゃねえか?
ちょうどこの湖を北に行ったところに集落があるんだ。
そこにいったらなんかいいものが見つかるかもしんねえ」
湖の周囲は森に囲まれているように見えるが。
この森を北に向けて越えていった先に集落があるのだろうか。
「もしくはそれなりに歩くけど西の方には妖精たちの森があるんだ。
なんか妖精って結構不思議なパワー持ってたりすんじゃん?
もしかしたら手を貸してくれるかもしれないぜ?」
そして遥か西の方に妖精たちが住んでいるという森があるそうだ。
確かに妖精たちの魔法があれば呼吸手段など手に入るかもしれない。
「あ、それとも息が続く限り潜ってみる?
底の方までは行けないと思うけどさ、少しくらいは潜れるんじゃねえかな」
サミュエルはそれなりの装備をしているということもあり。
エルフのようには行かなくとも多少は泳ぐことができるだろう。
勿論そこまで息が続くかどうかは怪しいところだが。
「まあとにかくサミュエルのやりたいようにやってくれよ。
今の俺は結構合わせてもいいかな、って気分だしさ」
――というわけで現状サミュエルが主導権を握っているようだ。
さて、どうしようか。
「あ、そうだ。
そういえば乗ってきた魔動機が墜落したんだって?
だったらついでに集落で聞いてみるのもいいんじゃねえかな
人それなりに多いしさ」
ついでに魔動機についても情報をくれた。
いい海の――いや湖の男である。
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あんみつ@GMより
場面的には動いてないですけど......。
今後的にはそれなりに重要なところなのでワンクッション。
【分類:地名】に【翼人の集落】と【風精の森】を登録しておきます。
それぞれマップ上では【カ】と【キ】に該当します。
サミュエルは次の行動を選択してください。
具体的なものは以下の3つです。
・【カ:翼人の集落】を訪れる
・【キ:風精の森】を目指す(ためにクを訪れる)
・とりあえず潜れるだけ潜ってみる(これを選択した場合探索判定をお振りください)
他にも何かあればご自由に行動ください(*´∀`*)