【B-2-2】妖精の森へさあおいで
>「キャンプは私も好きだ。鳥は・・・じゅるり、、、確かに食べ・・・いや、見ていても、飽きないな」
そう話すサミュエルの遥か前方の中空。
そこを飛び去っていったのは鳥は鳥でもただの鳥でなく。
巨大な鶏のような魔物であった。
尤もあと少しというところでサミュエルの知識からその正体が出てくることはなかったが。
* * *
その鳥にもしちょっかいをかけなければ......。
サミュエルとラリマーは何事もなく森の前へとたどり着くことだろう。
もし何か仕掛けていた場合はサミュエルのどこかが石になっていたかもしれない。
森の入口に立った瞬間。
まず感じるのは空気の違いだ。
他の場所より肌触りが確かに心地良く、何よりも美味しい。
大きく深呼吸をすれば、その安らぎに身も心も休まるだろう。
『あら、お客様?』
サミュエルの前に吹く一陣の風。
それは花弁や木の葉を乗せてやってきた。
風に乗って当たりへひらひらと舞う桃と緑の中心に一匹の蝶。
いや、よく見れば蝶ではない。
羽根こそ蝶に近いそれであるがその他は小さな乙女の姿だ。
記憶を辿れば彼女の正体を見抜くことができるだろうか。
小妖精――ピクシーであると。
『ここはわたしたちの暮らす楽しいところだよ?
ほらほら、おいでおいで!』
彼女が口にしているのは妖精語であり。
サミュエルにとっては多少理解しがたい言語である。
「......あのさ、何言ってるかわかるか?
俺は勿論全くわかんないけどな!」
ラリマーも実際わかっていないらしい。
ただなんとなく森の中に入って来いと言ってるのでないかと想像はできるだろう。
ピクシーは森の中へ少し飛んでは振り返り、手で合図を送ってくるのだから。
木々と花々の生い茂る妖精の森。
その奥はなかなか深そうな気配だ。
少なくとも今周囲に危険はない。
進んでみるのも面白いだろうか。
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あんみつ@GMより
サミュエルは現在その【キ:風精の森】に移動しています。
渡り鳥はなんとコカトリスでした(・∋・)
残念ながら魔物知識判定は15/20なのであと少し足りませんでした。
こちらから仕掛けなければコカトリスは去っていきます。
仕掛けた場合、右足か左足のどちらかが少し石化し、敏捷値に-12のペナルティを受けます。
その代わりコカトリスを倒したと扱い、戦利品ダイスを触れます。
MPや弾丸の消費はありません面倒なので(・∋・)
森の目の前でピクシーと出会えます。
魔物知識判定をどうぞ。目標値は9/14です。
サミュエルは次の行動を選択してください。
具体的なものは以下の2つです。
・森の奥へ行く
・やっぱり帰る
他にも何かあればご自由に行動ください(*´∀`*)
帰るを選択した際は2D6のダイスを振っておいてください。