【B-2-4】森の奥には何が待つか
>「うむむ、かっこいいなんて、照れるではないか。私はいたって普通のタビットですよ、ははは」
「ううん、すっごくかっこいいわよ?
とっても凛々しくて素敵だわ」
ニンフはふふふと笑いながらサミュエルのことを褒める。
彼女はとても寛大で純粋な心の持ち主である。
「あなたもすっごく逞しく見えるしね」
ついでにラリマーももっと褒める。
人によっては八方美人に見えがちな行為であるが......。
「ま、俺は結構エルフの割には鍛えてるからな!」
ラリマーもまた至極単純な性格である。
>「そうそう、私達は、遊びに・・・
>いやいやいやいや、待ってくれラリマー。
>確かに、ここは居心地が良くて私もすっかり落ち着きそうになってしまったが、我々の>目的は新たな脱出路の確保と、私の機体の情報収集だ。
>しっかりしてくれラリマー」
そんなラリマーだからこそ、ついサミュエルもツッコミ役に回らざるを得なかった。
「え、そうだったっけ?
まあいいじゃん......自由で楽しくやれればさ!」
もっともこのスタンスはそう簡単に崩せそうではないが。
人の気風とは簡単に矯正できないものなのである。
......一方でニンフはというと。
「あなたの機体というものについてはわからないけれど。
この世界から抜け出る道が知りたいのよね?
それならば、ホーラに聞いてみたらどうかしら。
この森の奥の祠にいるわ。
でも彼女に会うためには少し力を見せないといけないけどね」
優しい性格の彼女だけに、サミュエルのちょっとした言葉も拾い上げた。
妖精だけに魔動機については知らないようであったが......。
この迷宮から出る方法には心当たりがあるようであった。
ニンフが語るホーラ、それは一体何者であろうか。
「そこの木と木の間からこの森のずっと奥に向かっていけるわ。
大きな危険は基本的にはないけれど......。
ホーラのところに行くならしっかり準備していってちょうだいね」
ニンフの言う通り、一際目立つ大きな二本の木の間から......。
この森の更に奥の奥まで向かっていくことができそうだ。
もっとも近づけばよくわかるが。
少し空気に漂う魔力が強くなっているようだ。
ニンフは危険がないとはいうが......何もないというわけではないかもしれない。
「なあなあ、サミュエル。
ホーラってどんな奴だろうな?
あの子も行ってみたらいいじゃん、って言ってたし。
もしかしたら湖にいつまでも潜れるようにしてくれるかもしんないぜ?」
ラリマーはまたまたそんなこと関係ないようだが。
―――――――――――――――――――――――――――――――
あんみつ@GMより
ニンフからちょっとした情報を引き出せます。
魔動機のことについては流石に疎いようですが。
サミュエルは次の行動を選択してください。
具体的なものは以下の2つです。
・森の奥へ進む
・危なそうなので帰る
他にも何かあればご自由に行動ください(*´∀`*)