夕日に誓え、友との約束
「この森のぼくらには名前をつける習慣がないんだ。
だからぼくのことはこう呼んで欲しい――フレンドと」
名を聞いてから、私も気付いていたよ。
そう、君の名前は、この勝負の中で、私は既に知っていたことに。
そう、君の名前は、
「フレンドよ、分かってたよ。さぁ勝負を続けよう」
その後、それ程経たずして、勝負は決着を迎える。
「む、無念......ガクッ......」
地面に倒れた、フレンドの顔には、大きな×印。
「おい......死ぬな!
死ぬんじゃねえ、フレンド――ッ!」
慟哭するラリマー。
「フレンド、、、君の事は決して忘れない、、、あの夕日に誓って、、、」
搾り出すような声で、地に倒れたフレンドに語りかける私。
・・・その数秒後、
「騒がしいと思ってきてみたけど......。
よかった、ケンカじゃなかったんだね!
ゲームしてるんだったらわたしも混ぜて欲しかったのにー!」
私達が作り出した空気なんて、なんのその、
森の奥から唐突に、現れたのは、、、、浮いたエルフ??
「ん、あんた俺と同族じゃねえな。
なんか浮いてるし......幽霊か?」
ラリマーも、私とほぼ同じ感想だが、思ったことをそのまま言うほど、私はデリカシーがないタビットではない。
多分、そのはずだ。私は洗練された元軍人のタビットだ。
「人のことを幽霊だなんて失礼でしょ?
わたしは死んでないし、浮いてるのは妖精的な感じで......」
「それより、何か楽しいことしてるならわたしも混ぜて?
あ、わたしはホーラ......よろしくね?」
「えっと、サミュエルそういやホーラって。
......なんだっけか?」
楽しく、感覚的に話が弾むラリマーとホーらと名乗る妖精。
この森は、基本的に、なんとなく、何にも考えないのが正解の様な気がしてきたよ。
でもでも、何も考えないでいると、外の世界に帰れない気がするから、
少し、真面目に戻ろう。
よっこらせ!!と、
「私は、タビットのサミュエル、コイツは、この土地で出会ったエルフのラリマー、私はココを魔導機械で飛行中に迷い込んだのだが、
この土地の脱出に、水中を潜っていくルートの発見を模索しいるんだ。
森のニンフに、あなたなら何とか出来るかもと、聞いてきた。どうにかならないだろうか??あと、つい先程空から落ちてきた魔動機械の様な物体について何かご存知なら教えてくれないか?」
ふー、交渉モード終了。
そして、私は、先程まで、男の勝負に興じていた友、フレンドのほっぺのあたりを、近くに落ちていた棒でつつく。
ツンツンツン
「おーい、起きろー、フレンドー♪楽しかったぞー、また勝負しようなー♪」
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PL
度々、文章投稿遅れてしまい申し訳ありません。
少々、仕事も立て込んできたのですが、その余波で、腰をやってしまい。
余計に立て込んでおりました!
すみません!!
なんとか、腰痛は接骨院様のお陰で持ち直しました!!
何とかロシアンルーレットはサミュエル達が勝てたようです。ダイス万歳(・・)ノ
【行動】
ホーラに水中行動の手段と、魔動機械の行方を聞きます。
あとは、フレンドをツンツンします!!