案内人たち
「小屋......こんなところに?」
縁からしばらく歩いて、ついた先は小屋。それもさびれたものでなく、今も使われていることがうかがえた。
ケルブが一度吠え、それに呼ばれたのか小屋から一人のリルドラケンが姿を現す。目の覚めるような赤の鱗に、力強い翼と角を持っている。その屈強な肉体を見て、フィルギャがひゅうっと口笛を鳴らした。
>「ドラゴン......お前はそれに乗ってきたのだな」
「なんだか来た、という自覚もないけどね。ここはどこ?」
彼は私とニコデムスへ交互に話しかける。
ここがどういう場所であるかと、なぜ私たちが呼びこまれたかを教えてくれた。グランド・フェザー......世界を作ったというのなら、魔剣の一種とみるべきか。
話はこの場所からの脱出法へと移り、さらに続く。
>「それともお前はそんな安易な脱出法は望まぬか?
件の魔剣を作り出した者は多様な方法を用意していたという。
例えば、力を託された竜などのような」
「竜......」
呟きが漏れる。挑むようにも思える鋭い視線は、むしろ私の選択を揺るぎないものにした。
「なら、小屋に寄らせてもらおう。こいつとこいつ、それから私も、その竜に会ってみたいと言っていたところだ」
ニコデムス、フィルギャを指さし、リルドラケンの後に続く。ニコデムスをその場に待たせ、ひとまず名を名乗った。
「私はティキ。ティキ・ラウリだ」
『ニコデムス』
《あたしフィルギャね。覚えてたらいいことあるかもよ?色男。......あー、私の言葉わかんないかな。とりあえず私もお邪魔するわ》
『それと、次から私とニコデムスに話しかけるときは、ドラゴン語でいい。「友」の言葉くらい喋れる』
PL
行動は小屋の中に入るのを選択します。
十数分ってことは探索時間合わせてもフェアリーウィッシュまだ続いてるよね。