【C-2-3】滝の向こうには
ティキはニコデムスらを入口の付近に留まらせ。
一人で洞窟の中へと入ろうとする。
それは滝の流れる壁面の中心にあるが......。
ロープを使えばなんなく入ることができるだろう。
――洞窟はあまり深くなく。
その入口からすぐいったところに最奥が見えた。
行き止まりになっているところには岩でできた台座があり。
そこには光り輝く何かがある......それは水晶のような。
* * *
この時ティキは煌く水晶をもっとよく見ようと奥へ踏み出しただろうか。
もしくはもう十分とこの洞窟を後にしようとしていただろうか。
どちらにせよ結果は同じだ......ここを訪れた瞬間に運命は定まっていた。
洞窟の中で何かが爆発したかのように激しく重い巨大な音がする。
発生源は......暴力的な勢いで生成され今にも溢れだそうとしている大量の水。
それはまるで洪水のように洞窟中を走り出す。
ティキを入口から外へと押し流し――遥か空へと墜とすかのように。
......もし落ちてしまっても安心だ。
きっとニコデムスはティキを救うだろう――相棒なのだから。
――もし水に耐え抜きその奥の物体を手に取れば、水の勢いは止むだろう。
きっとその手には水を内に蓄えた一つの球体があるはずだ。
* * *
滝の流れ落ちる島を後にして、ティキが向かっていった場所は。
この王国において巫女と呼ばれし存在が暮らすル=ロウドの神殿である。
大理石で作られたその外観は実に荘厳である。
この場所には聞こえてくる音が二つある。
一つは鳥たちの囀りだ。
小鳥たちの声が響き渡ることから、神殿付近がいかに安全かどうか悟れるだろう。
そしてもうひとつ聞こえてくるのは――歌声だ。
それは乙女の歌声、清らかで安らかな気持ちにさせる。
言語はティキの解するものではないようだが......。
その旋律から神に捧げる歌の類ではないかと思われる。
入口は施錠されているわけではないだろう。
度々のことながら、ニコデムスは入れないが......。
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あんみつ@GMより
滝の洞窟をのぞくとこんなことになりました。
暴発した水に押し流されます。
生命抵抗で目標値21以上出せばおちなくてすみます。
さらにもう一回生命抵抗23以上に連続成功したら、
珠をゲットすることが可能です、失敗した場合落ちます。
神殿についてからはお好きにどうぞ!(*´∀`*)