【C-3-1】中層~吹き上がる火柱~
アンフィスバエナが吐き出した毒の煙でティキとニコデムスの体が痛む。
しかし一人と一匹――いや二つの竜は決して負けず臆することがなかった。
嘲った表情をしていそうな毒蛇にちらりと目をやった後......。
>『ティキ』
>『ああ』
それぞれに周囲に何もいないことを確認して......動き出す。
>『チビ達......「手本」だ、よく見ておけ!』
>《炎気、閃風、集い爆ぜよ―「ファイアストーム」!!!》
ティキがまるで炎のブレスのように呼び起こしたのは焔の嵐。
その傍でニコデムスが雷のブレスを吐き出した。
広がる熱気と轟音。
毒蛇はそれを見て一瞬目を見開いて不機嫌そうに更に大穴の上へ――外へと飛んでいった。
>『どうせ脅すならこのくらいやって見せろ―竜の赤子ら、毒蛇なんぞに負けるなよ!』
ティキがそう言い残し、更に奥へと向かう後ろでは。
ドラゴンインファントたちが高らかに声を上げていた。
――それは未来へ謳う勇気の咆哮。
* * *
毒のブレスによって痛むところを妖精の光の力で癒してから、更にティキたちは下へと潜る。
大穴の上から覗いて見えた光。
ラドンが話していた現象が今目の前にある。
壁の横穴から炎が周期的に吹き出している。
その勢いは先程見たときより多少増しているようにも思える。
まるでティキたちを待ち構えていたかのようだ。
――そんなわけはあるはずもないが。
炎は一体何故吹き出しているのだろうか。
下層へ潜るだけの実力があるか確かめようとしているのか。
とにかく更に下へと潜っていくためには炎の合間を縫っていかなければならない。
だが壁に空いた穴からいつ出てくるかわからないし、どう出てくるかもわからないだろう。
大切なのは――運と飛行性能だ。
もし失敗したらその竜の翼に火傷を負うこととなるはずだ。
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あんみつ@GMより
場所を中層に移しました。
といっても炎が吹き出してくるトラップがあるだけです。
炎回避用の判定をどうぞ。
2D6を5回振ってください。
その合計値が高ければ高いほど炎を回避できたとします。
(30-合計値)/5(小数点以下切捨て)が炎と当たってしまった回数になります。
例えば合計値が28なら一回当たったことになりますね。
0以下になれば一回も当たらなかったことになります。
当たった回数だけ目標値20の生命抵抗判定をどうぞ。
成功すれば8点、失敗すれば15点の炎属性魔法ダメージをそれぞれに受けます。
ほかに何かやりたいことがございましたら、どうぞ(*´∀`*)