手本を見せてやる
ちらほらと見える幼龍に気を取られ、毒蛇の接近を許したのは私のミスだ。
減速も回避もできず、目の前に吐かれた毒の霧の中へ突っ込んだ。すぐさま脱出するが、少し肺に入ったようだ。露出していた皮膚も鋭い痛みを帯びる。
霧を抜けて姿を確認する。あれは......翼のあるアンフィスバエナか?こちらを見て笑っているように見える、性格の悪い奴め。
『ティキ』
『ああ』
真上に何もいないのを確認する。私もニコデムスも、考えは同じのようだ。
ガーネットに触れ、魔晶石を取り出す。その横で黒々としたような、紫の稲光が幾重にも走る。ばちばちと唸る音に交じって、私も詠唱を開始した。さらに、岸壁から覗く赤子たちに向かって叫ぶ。
『チビ達......「手本」だ、よく見ておけ!』
《炎気、閃風、集い爆ぜよ―「ファイアストーム」!!!》
マナを集中させ、空へ向けて火炎の竜巻を放つ。同時に、ニコデムスが雷のブレスを吐き、頭上の空間を炎と電撃が焼き焦がした。猛烈な熱気と雷鳴が周囲に満ちる。
『どうせ脅すならこのくらいやって見せろ―竜の赤子ら、毒蛇なんぞに負けるなよ!』
さらにもう一度声をかけ、私たちはさらに下層へと飛び去った。
***
『ティキ、毒大丈夫?』
『シャドウだからね。お前よりマシさ』
上層から少し降りて、ニコデムスが声をかけてくる。心配しないように言ったが、私にとってもニコデムスにとってもそれなりに痛い一撃であったのは事実だ。
《フィルギャ、力を借りる。―「リッチヒール」》
再び魔晶石を取り出し、今度はフィルギャの力を借りる。
私とニコデムスの全身に暖かな光の魔法の効果が行きわたると、肌と呼吸器の刺すような痛みは消えた。ニコデムスも万全の状態に戻ったようだ。
そのまま飛んでいくと、やがて件の炎の吹き出す場所が見えてくる。気を引き締めるようニコデムスに伝え、穴の奥へと進んでいった。
PL
ティキ、ニコでお返しの威嚇。一応威力出してみてますが誰にも当てないように撃ちます。インファントたちに発破かけてさらに下の階層へ向かいます。
ファイアストーム、リッチヒール行使。
MP42/45
毒の息でティキに14点、ニコの各部位に17点ダメージ。
移動しながらリッチヒールで全部位フル回復。ファイアストームとリッチヒールの両方に魔晶石使います。
00:34:47 キャスパー@ティキ 魔物知識判定 2d+14 Dice:2D6[3,3]+14=20
00:35:09 キャスパー@ティキ 生命抵抗 2d+13 Dice:2D6[1,3]+13=17
00:36:15 キャスパー@ティキ ティキ 2d+13 Dice:2D6[2,3]+13=18
00:41:29 キャスパー@ティキ ファイアストーム 行使 2d+13 Dice:2D6[3,3]+13=19
00:42:17 キャスパー@ティキ 威力 r40@10+13 Dice:R40@10[2,6:10]+13=23
00:42:40 キャスパー@ティキ ブレス 威力 r20@10+14 Dice:R20@10[5,2:5]+14=19
00:46:26 キャスパー@ティキ プライマリィヒーリング 行使 2d+13 Dice:2D6[1,5]+13=19
※また間違えました、「リッチヒール」を行使です!レベル届いてた