火炎の疾走

 ティキ(キャスパー) [2016/02/18 02:02:26] 
 

傷を癒やして奥へ行くと、ニコデムスの機嫌が随分いいように見えた。

『嬉しかったみたいだな。後輩に格好いい姿を見せられて』

『ティキもでしょ』

『ああ。凄く』

言葉を交わすうち、目の前には炎の吹き出す道。溜まったガスか何かが噴き出してこうなっているのだろうか。もしそうなら、体に毒でないことを祈る。

『いけそう?』

『ああ、もう慣れた。行くぞ』

岩肌を蹴ってぐんっと加速し、ほぼ落ちるような勢いで降下する。

途端に、目の端でちかっと光を感じた。即座に体をひねり、翼を翻し、吹き出す炎を回避する。熱風が体の横を吹き抜けるが、私はそれよりも速い。ニコデムスも私のすぐ後についてきているのを感じた。......よし。

私はスピードを緩めなかった。次から次へ迫る炎を、羽ばたきと捻りで掻い潜る。そしてついに吹き出す炎がなりを潜めたとき、空中にとどまって上を見上げ、ついで自分の真っ赤な翼を見る。

『―ははっ!いいものだね、自分の翼で飛ぶのも!』

出てきたのは笑いだった。ニコデムスも、その体躯のどこにも火傷は無い。流石は私の相棒だ。

さあ進もうと再びニコを促し、最奥を目指してまた飛行を開始した。


PL

全回避!どんどん奥へもぐりますよー

00:20:49 キャスパー@ティキ 回避ダイス 2d Dice:2D6[6,4]=10

00:20:55 キャスパー@ティキ 2d Dice:2D6[2,2]=4

00:20:59 キャスパー@ティキ 2d Dice:2D6[6,2]=8

00:21:06 キャスパー@ティキ 2d Dice:2D6[5,5]=10

00:21:11 キャスパー@ティキ 2d Dice:2D6[2,5]=7