メルヘン再び
ラッキーが手羽先亭で見つけた依頼を受けないかって話を持ってきたので丁度暇してたし、何よりまたそろそろ金がヤバかったから受けることに。
今回の依頼主は前に霧の図書館の依頼を受けたエリックやった。
なんでもまた七色の童話絡みの依頼やとか。
今回は珍しい本が読めるとかそういった類の内容ではなさげやけど、まぁ贅沢は言ってられんわな。
で、依頼主の家に向かう途中もう1人この依頼を受けたヤツとの合流場所に向かう。
どうもラッキーとの知り合いらしく誘ったらしい。
シィノっちとも面識はあるらしいけど俺は完全に初対面やったから軽く挨拶しておいた。
その後はラッキーが間に入って紹介してくれてたんやけどちょっと解せぬ。
「ちゃ、ちゃらんぽらんって酷いなおいw
いやまぁ私生活を突っ込まれたらちょっと否定は出来んけどね、一応仕事面は(自称)しっかりしてるからな?」
私生活はギャンブル好き、仕事は堅実。
そこは誤解しないで頂きたいのであるまる。
まぁ信頼してはくれてるみたいやし良しとしとくか。
――――――――――――――――――――
エリックの家に辿り着いた俺達は今回の依頼の細かい詳細を聞かされた。
>「それじゃあ......お願いするね」
>「昔の通りならば、そこに君たちの名前を描けば......。
君たちは本の世界へ入っていくことができるはずさ」
「了解っと。
しかしまぁ本の中の世界にねぇ・・・。
なんかこれ自体が既に童話みたいな話やな♪」
霧の図書館以来こういったメルヘンチックな事も嫌いじゃなくなってきた俺がいる。
つーか楽しいことって最高よな♪
>「ペンがもしないのならば、僕のものを使うといい。
だけど一度名前を記したら、君たちは物語の結末が見えるまで外には出られない。
今までと同じなら......きっとそうなると思う」
「いや、俺は自前のがあるからええわ。
まぁどっちにしろ依頼を投げ出すつもりはあらへんからそれは別に問題ないし。
勿論成功させてくるから出られへんとかそない心配することあらへんで。」
>「そういえば、エリックさんお話の結末はハッピーエンドかバットエンドどちらが好みですか?」
なんかラッキーがトンでもない事を聞いてる・・・。
「いや、ラッキー?
童話の結末ってハッピーエンドが基本やからね?
つーかバッドエンドがお好みですって言われたらどーすんの。
俺たちも巻き込まれる可能性大やからね!?」
個人的にはバッドエンドの話も嫌いやないけど流石に自ら地雷に飛び込むのは勘弁願いたいw
それからラッキーとシィノっちに続いて名前を書く。
読まれへんけど2人はどうもシャドウ語で書いたらしい。
どうやらサインすることに意味があるらしいから何語で書こうと問題はないらしい。
・・・ところでこれって物語の登場人物欄なんよな?
「天才吟遊詩人 アルフェイト・クロウ」っと。
良し、完璧!
――――――――――――――――――――
PLより
改めてよろしくデース♪
ちなみに書いた名前に対する苦情は一切受け付けません。 byアルフ