【B-1-4】赤いカラスのステージ
>「こんなとこにずっとおるとか退屈せえへんのか?
> 外に出てみたいとかやっぱおもったりするん?」
その答えはきっとあとの言葉から感じられるだろう。
見た目通りのまだまだ遊び盛りのうら若き乙女。
こんな世界で全てを終えるなど淋しいことだ。
>「まぁ俺も掴んだり登ったりしちゃったけどそんなことされるん嫌やないん?
> せっかくの綺麗な髪やのに汚れたりするし、引っ張られて重かったり痛かったりするやろ?
> つか一度伸びたら切れへんって・・・呪いか何かの類なんか?」
「ううん痛くもないし重くもないの。
なんとなく誰かが触っている感覚でわかるけれど、それだけね。
部屋の中を歩き回っても特に不自由に感じたりしないもの。
呪いかどうかはわからないわ。
お婆さんもそんなことは言ってなかったし」
髪に関しては痛みや重みを感じないのだという。
やはりこれは自然な髪では決してないのだろう。
呪いかどうかについてはラプンツェルは認識していないようだ。
――彼女の話す老婆がどう認識しているかはわからないが。
* * *
歌を聴かせて欲しいと応えたラプンツェルの言葉を受けて。
>「よっしゃー、俺の歌を聴けぇぇぇぇぇ!!!!」
アルフェイトは相棒とも呼べるリュートを取り出し、全力で奏でた。
その歌と演奏はアルフェイトにとっては良くも悪くもない普通のものだったろうか。
「アルフェイトの歌すっごく素敵ね!
わたし、こんなの聴くの初めてだわ!」
ラプンツェルを心を動かすには十分だったようだ。
こんな場所で人の歌などそうそう聴く機会はないだろう。
もしかすると彼女の中で小さな望みであったのかもしれない。
さて、アルフェイトの歌と音楽はラプンツェルの心を躍らせるだけでなく。
もう一つ奇跡を起こしたかもしれない。
――それはよく知る仲間の姿を以て現れたろうか。
背後には新たな知り合いと一人の王子を連れてきて。
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あんみつ@GMより
アルフェイト進行致しました!
といってもラプンツェル周りで少し情報が貰えただけですね。
アルフェイトの歌と演奏についてはとても喜んでくれます。
実に純粋な子なのです。
かっこよくライブシーンを書いてもいいのですよ(*´∀`*)
ちなみにラキアスとグレースが塔を登った場合彼女たちと合流できます。
その場合その時点までお書きになって結構です。
また2D6の予備ダイスを一回分お願いいたします。