【B-2-2】獣の群れと馬上の彼
>「ねえ、グレースさん。提案なんだけど、この跡に続いて歩かない?もしかしたら誰かに出会えるかもしれないし今は情報が欲しいからさやみくもに探すよりはいいかなって思うけどどうかな?」
>「ええ。追跡してみましょう。逆に行っても何もなさそうですし。走りますか?」
ラキアスとグレースは足跡の続いている報告へと道を歩いていくと決めた。
足跡はまだ見たところ新しく......。
馬がここを通っていったのはそう昔のことではないだろう。
走れば追いつけるかもしれない。
――二人が道なりに進んでいくと。
右手の方角に見えてくる物体があった。
赤い屋根をした白く高く伸びている塔である。
この森中をもう少し深部まで潜っていったところに建っているのだろうか。
今いる場所からは若干の距離がありそうだ。
* * *
そのまま道なりに幾分か行った頃のこと。
獣の唸り声が聞こえてきた。
数匹の動物がいるようだ。
さらに近づいていけば、具体的な状況がよくわかるだろう。
白い馬に載った栗色の髪の毛の男性が......。
五匹の狼たちによって囲まれているようだ。
中心にいる一匹は他のものと比べて少し大きく。
おそらく群れのリーダーなのではないかと想像できるだろう。
男性は多少困ったような顔つきをしている。
少なくともどうにも手に負えないということではないようだ。
よく見ればその優雅なマントの下に美しい鎧がある。
彼は狼たちに意識が向かっているため......二人の接近には気がついていないようだ。
彼の手伝いをするか、無視して戻るかはラキアスとグレース次第である。
尤もこの先へ進もうというのであれば、よっぽどうまく隠れなければ巻き込まれるだろう。
――そうこうしているうちに狼たちはまずは男性が跨っている馬の足に食らいつこうとするだろう。
―――――――――――――――――――――――――――――――
あんみつ@GMより
ラキアスとグレースのルート進行になります。
足跡の方へ向かっていくと塔が見えてきました。
アルフェイトがいる場所ですが少し距離があるため、今は向かえません。
狼たちの声について聞き耳判定が可能です。目標値は10/13。
10を出せば獣の声が聞こえ、13を出せば獣の群れの声だとより詳細に聞こえます。
【ウルフ】について魔物知識判定をどうぞ。目標値は5/10です。
また【パックリーダー】についても魔物知識判定をどうぞ。目標値は8/11です。
【パックリーダー】はカルディアグレイスに記載されている狼のリーダーです。
まあ所詮3レベルなのでリーダーといっても大したことはないですが。
グレースとラキアスは次の行動を選択してください。
具体的なものは以下の3つです。
・馬に乗った男性を助ける
・馬に乗った男性を無視して進む
・道を引き返す。
助けるを選んだ場合戦闘になります。
今回の戦闘はシチュエーション戦闘で処理します。
お二人はそれぞれ1D6ずつダイスをお振りください。
2つのダイスの平均の数字によって以下のものから戦闘の描写が決定します。
====================================
1:まさかの辛勝。4D6のHPダメージを任意に振り分け。
2:多少のミスがある。2D6のHPダメージを任意に振り分け。
3:一瞬だけ油断。1D6のHPダメージを任意に振り分け。
4:ごく普通の勝利。ノーダメージ。
5:余裕の勝利。ノーダメージ
6:瞬殺。ノーダメージ。
====================================
無視して進む場合隠密判定をどうぞ。目標値は13です。
他にも何かあればご自由に行動ください(*´∀`*)