王子と狼
僕は、先行するラキアスの後を走る。
どこまでも、同じ景色が続くかと思いきや、赤い屋根の白い塔が見えてきた。
馬はそこに向かっているのかもしれない。
しかし、森の中の塔とは。周囲を寄せ付けない雰囲気といい何とも不気味な感じがする。
ラキアスはどう思うだろう。寧ろああいうものに興味を示しそうにも思えるが。
ラキアスは足を止めていた。何かを感じ取ったらしい。
残念ながら、僕には何も聞こえない。恐らく何かを聞いたんだと思う。
「目で見たほうが良いかもしれませんね。」
正体を見れば大体は判明するだろう。近づいてくればそれはわかる。
「白馬とは解りやすいですね。童話の常識なら彼は王子で間違いなさそうですけど。
パックリーダー率いる狼の群れ...ですか。とんだおまけがついたものですね。」
動物ならナイフより、煙のにおいを嫌がる。
これは山火事から身を守るための防御本能で、先天的に嫌なものらしい。
僕は、たいまつに火をつけた。
「護衛の一人もつけずに、高価な装備をされているのですから、護身の心得はおありでしょうが
せっかくの御馬を馬刺しにはされたくないでしょうし。参りますか。」
僕らは狼と対峙する。そして、いかにも王子らしき人物にこう言った。
「すぐ片付きますので、しばらくお待ちいただけますでしょうか。」
そうは言っても、彼が戦うようならサポートするつもりでいる。
どちらにしても、楽勝だろう。
狼にはこう言う。
「ローストされたくなかったら逃げたほうがいいですよ?」
* * * * * * *
コルチョネーラです。
松明持って狼を駆除します。
王子戦うようならサポートする感じになります。
グレースはどちらかというと「追い払う」感じですが、ラキアスさんは容赦しないでしょうね。
21:17:57 コルチョ@グレース ≫ まもち(パックリーダー) 2d6+7 <Dice:2D6[3,3]+7=13>
21:16:29 コルチョ@グレース ≫ まもち(ウルフ) 2d6+7 <Dice:2D6[3,3]+7=13>
21:14:53 コルチョ@グレース ≫ 聞き耳判定 2d6+4 <Dice:2D6[2,3]+4=9>
08:06:06 コルチョ@グレース ≫ シチュエーションダイス 1d6 <Dice:1D6[3]=3>
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