なるようになる

 シィノヴィア(紫乃) [2016/02/11 17:08:37] 
 

さて、シィノの質問に応えはしたものの、答えにはなっていなかった。
村と、城。
人のあるところ、物語もあるだろう。
しかし、出ることができなければ訪ねようもない。

どうしたものかと考えていたら、けっきょく最後まで作業を手伝っていた。

>「ふう......採れた採れた。
> 泥棒とはいえお前がいたおかげで少し早く終わったよ。
> ちっとばかし礼を言ってやろうじゃないか」

機嫌がいいようで何より。
手を叩いて、土をはらった。

手の甲の文様が目に入る。まだ消えないようだ。
老婦人は「それほど長くない」と言ったが、それほどが何を基準にして計ったものなのかもわからない。
数時間か、それとも1日は消えぬか。

>「さーて、この野菜であの子のご飯でも作ってやらないとねえ......」

「持ちましょうか」

老婦人の様子からするとシィノはこれで免罪のようだが、手伝いついでに荷物持ちを申し出た。
老婦人について行けば、ほかにも人に会えそうだ。
向かう先が森なので、呪いも関係ないだろう。


――――PL――――
ばばさんについて行きます。荷物持ちするッス。
ないでしょうけど、断られたら隠密でこっそり後つける。