【B-3-6】五人の襲来
>「ずいぶんと注目されていますね」
シイノヴィアがぽつりと漏らすと......。
ゴーテルは少しおや、というような顔をして面倒そうに首を振った。
「まったく......私に勝てると思っているのかね」
どうやらゴーテルは気づいていなかったようだ。
――シイノヴィアが仮面をつけてから少し歩いた頃。
眺めていただけの存在はその姿をついに現した。
「森に棲む悪しき魔女よ!
お前の命は今日までだ。
怪しい仲間を連れているようだが結局多勢に無勢。
覚悟するがいい!」
シイノとゴーテルを囲むようにして現れたのは五人の男だ。
それぞれ鎧を纏いその手に武器を持っている。
今ゴーテルに向けて語りかけているのはどうやらその中のリーダーらしき男。
ややくすんではいるものの黄金色の髪をしており、齢三十半ば頃だろうか。
......ちなみに仮面をつけてると別の方面でまた怪しく見えているらしい。
「なるほどね......嫌がらせだけでは留まらず。
ついには直接仕掛けてきたってわけかい。
ただねえ、お前たちはそれが何を意味するかわかっているんだろうねえ?
――覚悟が必要なのはお前たちの方さね」
ゴーテルの目が鋭くなる。
隣にいるこの老婆――否、魔女も本気である。
シイノヴィアから見て周囲を囲んでいる男たちの大半を身なりが整っているだけで。
正直なところ技量は決して追いついていないように見える。
もしゴーテルが本物の魔女として恐ろしい魔法を使うのであれば――死人が出る可能性
もある。
だが男たちは二人に向かって突撃してくる。
ある種無謀とも思える行動に駆り立てるものはいったい何か。
魔法への......魔女への恐怖か。
それとも先ほどの男が漏らした――奪われた子供か。
彼らはシイノヴィアにとっても簡単にあしらうことのできる相手なのも事実だ。
上手く戦って気絶に留めることもできるだろう。
その戦い振りで相手の戦意を喪失させてもいいかもしれない。
――勿論息の根を止めることも容易いだろう。
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あんみつ@GMより
シイノヴィアのルート進行になります。
仮面もね、やっぱり怪しいと思うの。仮面してるのって悪い人多いし(・∋・)
ということで戦いを挑んできます、問答無用です。
シイノヴィアを囲んだ者たちに魔物知識判定を試みることができます。目標値は6。
成功すれば3レベル相当の人族である【一般の兵士】であるとわかります。
ただリーダー以外は【一般の兵士】から全基準値とレベルが1下がったものです。
なのでシイノヴィアが戦うならば、超楽勝なので戦ったあとをどうするか決めましょう。
シイノヴィアは次の行動を決定してください。
具体的なものは以下の4つです。
・普通に気絶させる
・戦意を喪失させる
・息の根を止める
・むしろ逃げる
他に何かやりたいことがございましたらそちらでも(*´∀`*)