【B-3-7】生かすか殺すか
>「ゴーテル殿がお手を煩わせることはありません」
そう言ってシイノヴィアはゴーテルの前に歩み出る。
「ふん......勝手にするといいさ」
ゴーテルは多少つまらなそうな顔をしながらも後ろに数歩下がった。
一方仮面をつけたまま剣を抜く姿に男たちは少し怯んでいたようだが。
「......こんなところで負けられん。
あいつに......あの子と会わせてやるまでは!
――行くぞ、お前たち!」
構えた武器をシイノヴィアに向けて次々と打ち据える。
しかしもともと戦闘に長けたシャドウの中でも回避に特に秀でた彼女に当たるはずもない。
少しずつシイノヴィアが与える攻撃によって体力が削られ。
一人......また一人と地面に倒れていく。
最後に残ったのは黄金色の髪のリーダー。
彼もまたいずれはシイノヴィアの前に地に伏した姿を晒すだろう。
「何故だ......何故お前は魔女の味方をする......!」
最後にそう言い残して意識を手放した。
* * *
「お前は......色々と甘い娘だね。
しっかりと止めを刺さなければこいつらはいつまでも思い上がり続けるだけさ。
いつかは私たちを殺そうなどとねえ」
少し離れた場所で傍観していたゴーテルが戦い終えたシイノヴィアに語りかける。
「いつまでも狙われ続けるとしても......。
お前は他人を......こいつらを生かすのかい?
自分の平穏を犠牲にしたとしてもだよ?」
どこがで終わらせない限り泥沼の憎しみ合いはいつまでも続いていく。
ゴーテルが言いたいのはそういうことなようだ。
「まあ、お前がどうするも勝手だけどねえ。
伸びちまったこいつらをどうするつもりだい?
この森には血肉を喰らう獣もいないわけじゃないよ。
せっかく生かしたというのに動物の餌にでもするつもりか?」
ゴーテルは森の土に倒れた五人の男共を無視して歩いていく。
彼女にとって気に留めるべき対象でないということか。
「私は勿論助けたりなんかしないよ。
こいつらは私の助けるべき相手じゃないからね。
お腹を空かせているかもしれないあの子の方がよっぽど大事さ」
そう言って森の奥の方へと向かっていく。
そういえばいつの間にか木々の間から見えてきたシルエット。
あれは――塔だろうか。
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あんみつ@GMより
シイノヴィアのルート進行になります。
5人の男たちはみな気絶します。
処遇はお好きにどうぞ。
ゴーテルは無視して先へと進むようですね。
シイノヴィアは次の行動を決定してください。
具体的なものは以下の3つです。
・この場所に留まる
・男たちを無視してゴーテルの後を追う
・何らかの処置をしてからゴーてるの後を追う
他に何かやりたいことがございましたらそちらでも(*´∀`*)