手さぐり

 シィノヴィア(紫乃) [2016/02/20 13:34:09] 
 

>「お、お前は......そんな魔女の味方をするのか!
> そいつがどんな奴かわかっているのか!」

シィノはゴーテル殿の味方ではない。
だからといって、男性の味方をする義理もない。
依頼としてなら、考えなくもないが。

>「そいつは......人の産んだ子供を奪ったんだ!
> 忌まわしき魔女――許されざる存在なんだよ!」

その子どもがゴーテル殿の言う「あの子」だろうか。
ならば、シィノはその子に会ってみたい。

ゴーテル殿が悪しき魔女なら、倒すのが物語だろう。
そうでないなら、ゴーテル殿が物語で果たす役割は。
シィノは、何を成すべきか。
やはり、シィノの目で見て確かめるしかない。

>「......俺たちはもう動き出してるんだ。
> 森の魔女を狩るために――覚悟しておくんだな」

男の不穏な言葉が聞こえた。

 ―*―*―*―

無言のまま歩く。
ゴーテル殿から言葉をかけてくることはない。

先ほどから、いくつもの視線がある。
動物ではない、ヒトの気配。

「ずいぶんと注目されていますね」

ゴーテル殿は気づいているのだろうか。
シィノの位置から、その表情を見ることはできない。

また先ほどのように、必要以上の疑いをかけられては面倒だ。
籠を肩にのせて片手で支え、空いたほうの手で荷物を探る。
指先に硬くなめらかな感触。

白い仮面を取り出して着けた。
肌の色はどうしようもないが、これで顔の上半分は隠れる。

三つ目と仮面、どちらが怪しいかは、見る者の判断に任せる。


――――PL――――
仮面かぶりまーす。

23:08:02 紫乃@シィノ ≫
聞き耳 2d6+8 <Dice:2D6[5,4]+8=17>
危険感知 2d6+8 <Dice:2D6[1,5]+8=14>