黒風

 シィノヴィア(紫乃) [2016/02/23 22:18:29] 
 

しばらく歩いたところで、人々が姿を見せた。

>「森に棲む悪しき魔女よ!
> お前の命は今日までだ。
> 怪しい仲間を連れているようだが結局多勢に無勢。
> 覚悟するがいい!」

ふむ。やはり仮面では怪しかったか。
しかし、着けていてもいなくても同じならこのままでいいか。

>「なるほどね......嫌がらせだけでは留まらず。
> ついには直接仕掛けてきたってわけかい。
> ただねえ、お前たちはそれが何を意味するかわかっているんだろうねえ?
> ――覚悟が必要なのはお前たちの方さね」

さて、面倒なことになった。
ゴーテル殿は容赦しないだろう。
シィノはといえば、いまだにどちらが「正しい」か決めかねている。
少なくとも、"あの子"に会うまでは決めない。

場合によっては、今ここで男性たちに死なれると、後味の悪い思いをするかもしれ

ない。
「後で殺す」はできるが、「後で生き返らせる」はできない。

「ゴーテル殿がお手を煩わせることはありません」

得物を抜き、5人の前に出る。

これで、シィノは完全にゴーテル殿の味方と思われるだろう。
それが物語にどれほど影響するかはわからないが、構わない。
正義が必要な場面は、ほかのメンバーに任せておけばいい。
いま、どこにいるかは知らないが。

知られぬところで影となり、暗躍する。
シィノには、似合いの仕事ではないか。


――――PL――――
気絶させます。

シィノの通り名、"紫電"と"黒風"で迷ったんですよ。
"紫電"は剣士として、"黒風"はスカウトとしての通り名でもいいかもしれぬ。

22:09:17 紫乃@シィノ ≫ まもち 2d6 <Dice:2D6[4,1]=5>