反応
>「......こんなところで負けられん。
> あいつに......あの子と会わせてやるまでは!
> ――行くぞ、お前たち!」
何やらひっかかる言葉。
しかし、今は何を聞いても聞く耳を持たないでしょう。
ひとりずつ、確実に。
さすがにリーダーらしき者は最後まで立っていましたが。
>「何故だ......何故お前は魔女の味方をする......!」
シィノが真にゴーテル殿の味方なら、今ここですべて屠っている。
>「お前は......色々と甘い娘だね。
> しっかりと止めを刺さなければこいつらはいつまでも思い上がり続けるだけさ。
> いつかは私たちを殺そうなどとねえ」
「彼らはゴーテル殿の敵であって、シィノの敵ではありません」
彼らに刃を向けた後では、今さらだが。
>「いつまでも狙われ続けるとしても......。
> お前は他人を......こいつらを生かすのかい?
> 自分の平穏を犠牲にしたとしてもだよ?」
「狙われるのが嫌なら、端から狙われるような真似はしません。
平穏に生きたいなら、他者の平穏を奪わずに生きる」
ゴーテル殿の言いたいことも、わからなくはない。
しかし、奪うなら、奪い返される覚悟を。戦い、生き残る意思を。
>「まあ、お前がどうするも勝手だけどねえ。
> 伸びちまったこいつらをどうするつもりだい?
> この森には血肉を喰らう獣もいないわけじゃないよ。
> せっかく生かしたというのに動物の餌にでもするつもりか?」
「............」
しまった。
ほどほどに脅かして、自分の足で逃げるように仕向けたほうがよかったか。
これも、今さらな話だが。
>「私は勿論助けたりなんかしないよ。
> こいつらは私の助けるべき相手じゃないからね。
> お腹を空かせているかもしれないあの子の方がよっぽど大事さ」
「はい。では、シィノはこれで失礼します」
――――PL――――
ゴーテルとは別れて、男たちの介抱っぽいことしておきます。
また攻撃されたら面倒なので、武器は取り上げておこう。
いいですねぇ、この展開。ぞくぞくしますよ。